初恋

小学1年生の頃です。
私の住んでいる町は学区の一番端で、小学生の足では学校から家まで、歩いて50分ほどかかっていました。
そのため、町内の同学年のみんなで下校していました!8人くらいだったと思います。
その中に、私の好きな子がいました!
小柄で肌は白く、目は可愛らしいキョロッとした大きな目で、少し吊り上がっています。
野球をしており、短髪でした。
どうして好きになったのかは覚えていません。
おそらく顔がタイプだったんだと思います!
でも、好きなことは家族以外、秘密にしていました!
衝撃の帰り道

2年生になったある日の帰り道、みんながチューを見たいと言い出しました!
そして、私とその彼が選ばれたのです!
私は顔を赤くしてうつむきながら、彼をチラッと見ました。
当然、彼は嫌がると思っていました。
でも、彼は否定しませんでした。
私たちはいつも遊んでいる空き地に行きました。
そして、みんなが私たちを見守りました。
彼は私の両肩を持ち、ゆっくりと顔を近づけてきました!
そして、私は彼と初キスをしたのです!!!
私は火が出るほど恥ずかしかったけれど、嫌ではありませんでした。
その後はみんなにからかわれながら、でも嬉しいような気持ちで帰りました!
彼は顔を赤くして下を向いて、黙って歩いていました!
変化した帰り道

その後、私と彼は二人で帰ることが増えました!
みんなの目を盗んで、二人で帰るのです!
手を繋いで歩き、誰も人がいない所では物陰に隠れてチューをしました。
私たちはお互いに「好き」とも言ってないし、告白もしていないけれど、
二人ともとても幸せでした!
バレンタイン

小学生の私にとって、バレンタインは父親とおじいちゃん、弟にチョコレートをあげるイベントでした!
ですが今年は、彼にもあげます。
母親についてきてもらい、チョコレートを選びました!
ハートの形の大きいチョコレート!
彼の家まで走って持って行きました!
玄関を開けて出てきた彼は、とても嬉しそうにはにかみ、顔が真っ赤でした。
おそらく私も顔が真っ赤だったと思います。
彼は「ありがとう」とだけ言い、すぐに引っ込んでしまいました。
私は嬉しくて、走って帰りました!
何とも言えない嬉しさでした!
そしてホワイトデーは、彼が家に届けに来てくれました!
でも私は恥ずかしくて出れず、母親が代わりに受け取ってくれました!
彼からのプレゼントは、小さな錠前が付いた、白い家の形をした可愛いカンカンで、中にはお菓子と小さなクマの人形が入っていました!
私はそのカンカンを大切なもの入れにして机に飾り、クマの人形は、引き出しの一番上の、鍵付きのところに大切にしまいました。
ラブレター

ある日、授業が終わり、ランドセルに荷物を入れて帰りの準備をしていると、机の中から少しくしゃくしゃになった手紙が出てきました!
その手紙は開くとハート型で、ハム太郎の絵が描いてありました!
そして彼の下手な字で
「○○ちゃん、僕のこと好きですか。僕は好きです。」
と書いてあったのです!
私はびっくりして、急いで手紙を隠しました!
そして何食わぬ顔で家に帰り、たくさん眺めて、そのあと宝物入れにしまいました!
周りの友達

私と彼は、みんなの前でチューをしたわけですから、当然学校では噂になっていました。
廊下を歩いていると、
「あー!○○とチューしたやつやー!」
と指をさされてからかわれます。
そんな時は、私はうつむいて無視をして通り過ぎていました。
3年生

3年生になると、自然と男子と話をしなくなるようになり、
私も女子と帰るようになりました。
彼とはたまに廊下ですれ違いますが、お互いちらっと目が合うだけ。
ある日、廊下で男子に
「知ってるかー?○○はもうお前のこと好きじゃないねんてー!」
とからかわれました。
私は無視をしましたが、とてもショックを受けました。
それからは、友達とする好きな人の話題でも
「○○(私)は○○(彼)やんな?」
と言われると否定し、
違う男子の名前を答えるようになっていきました。
それでも私たちは卒業するまで、バレンタインとホワイトデーはプレゼントしあっていました!
お互いは直接会わず、母親に渡すだけでしたが。。。
最後に

卒業してからは、彼とは一回も会っていません!
それから何人か他に好きな人も出来ましたし、初恋で、私にとっては過去のことです!
彼からのホワイトデーのプレゼンも、もう置いていません。
ラブレターは。。。手紙入れにひっそりとしまってあります!
ですが風のうわさで、「〇〇ちゃんと付き合っているらしい!」とか聞くと、ちくりと胸が痛みます。
私にとって初恋は、甘く淡く、そして切ないものでした!
大切に置いておきたい思い出です!
kawai著









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