いつものメンバーいつもの飲み会

やった~
明日は飲み会だ。
飲むの大好き、食べるの大好きな私は近くにある居酒屋によく通っていた。
今月もいつものメンバーで飲み会をする事になり、私は予約を入れみんなに日にちと時間を連絡した。
この月1回の飲み会の為に仕事を頑張っているようなもの
いつものメンバーは以前働いていた時の同僚、何故かすごく気が合い何でも話せる友達になっていた。
今月も楽しみ~!
飲み会当日、私は仕事が休みの為、一番にお店に着き
「店長、今日もよろしくね」
と挨拶し座ってみんなが来るのを待っていた。
このお店は時間制限もなく、好きなだけ飲む事が出来る。
メニューも豊富で安くて美味しい!
いろんな居酒屋に行ってみたがここが一番お気に入り
時間になり、徐々にみんなが集まって来た。
「お疲れ~」「元気してた?」と声をかわし、みんなが集まった所で乾杯となった。
私と友人Aちゃん以外は同じ所で変わらず働いている。
上司の愚痴やそれぞれの彼氏の事などみんなで楽しく話していると
「凛はまだ彼氏作らないの?もうそろそろ作ってもいいんじゃない?」
と一人が言ってきた。
私は前の会社で付き合っている人がいた。
仕事が出来、部下の面倒を良くみてくれる人気のある上司
私はその人が家庭持ちだと知らずに付き合う事に…
誰もその人が結婚している事を知らなかった。
奥さんや子供がいる雰囲気を感じさせない人
私はその人に夢中になり、結婚したいと思うくらい好きに
結婚している事が分かった時はショックで泣いた。辛く哀しい別れとなり私は会社を辞める事にした。
あれから1年半、私は恋愛する気になれず今だ彼氏がいない
「自然に好きな人が出来たら考えるよ、無理して作るつもりないかな~」
と答えた。
クレーム客

そんな話をしていると、客の中の一人が怒鳴り声をあげ、お店の中が一瞬シーンとなった。
見ると、4,50代くらいの人が店長に怒鳴っている。
アルバイトの女の子が通りがかり
「あの人、何怒鳴ってんの?」と聞くと
「あのお客さん、よく文句言ってくる人で今日は、手をつけてない料理があるからその分の金額を安くしろって言ってて、店長、注文した品は手をつけてなくても代金を頂いてるからって言ってるんですけどね」
と教えてくれた。
自分が注文した物くらい払えよ!
と腹がたったので私は文句を言おうとその人の所へ歩き出した、その時…
一人の男性客がその客の所へ行き
「話を聞いてるとどう考えてもあなたが悪いと思うけど?お金払わないなら警察呼ぼうか?」
と言い、携帯を取り出した
その客は顔を真っ赤にしてお金を払い出て行った。
「お騒がせして申し訳ございませんでした。助かりました」
「いえ、あの人前にも文句言って店長を困らせてたの見てたから、客だからって何でも許されるわけじゃないし、僕も客商売なんで分かります。」
と店長とその男性は話していた。
私は席に戻り友達は
「凛が急に立って行こうとするからビックリしたよ、でも良かった」
と心配していた。
酔いつぶれてしまった私が朝目覚めると

そこにさっきの男性が私達の所に来て
「君、さっきあの客に文句言おうとしたでしょう?女の人はそういうのやめた方がいいよ、危ない目に合う事もあるし」
「何で知らない人にそんな事言われないといけないんですか?店長が困ってるの黙って見てられないんで」
「それでもやめた方がいい」
そう言って席へ戻っていった。
私はイライラしていつも以上にお酒を飲んでしまった。
朝、目が覚めると二日酔いでどうやって帰って来たか覚えていない…
こんなに飲んだのは久しぶり、そう思い布団の中でゴロゴロしていると
部屋の中に知らない男性が…
昨日の居酒屋で私に注意してきたあの人だ!
「ここで何してるの?」
「え?覚えてないのかよ、君が僕を引っ張って連れてきたんだけど?誤解するといけないから言っとくけど、何もしてないからね」
話を聞くとあれから酔った私はこの男性に絡んで行き、何故か一緒に飲んだらしい
しかもお店が締まり、飲み足りないと言って私は家に連れて来て朝方まで飲んでいたと話してくれた。
私は恥ずかしくなり、一言謝って昨日の事は覚えていないからと言い帰ってもらった。
クレーム客が出会いのきっかけに…

最悪だ!記憶を無くすまで飲んだ事も、知らない男性を家に泊めた事も後悔した。
酔ってとんでもない事をしてないだろうか?
友人に聞けば分かるかもしれないが、怖くて聞けない
一週間が過ぎ、コンビニに行くついでに少し飲んで帰ろうとあの居酒屋へ
「こんばんわ、店長この間は飲み過ぎて…私迷惑かけませんでした?」
「いらっしゃい、珍しくこの前は酔ってたね、内は大丈夫だけどあの男の人、すごく心配してずっと付き添ってくれてたよ」
それを聞いてもし次会う事があれば、きちんと謝ろうと思っていた。
1杯だけビールを飲んで帰ろうとお店から出た所であの男性が!
「あっ!!!」
お互いビックリし
「あの~少しお話しても大丈夫ですか?」
そう言い、二人で少し歩くことに…
「どうしたの?今日は大人しいけど…」
「この間は迷惑かけてごめんなさい、知らない人なのに家にまで無理やり連れて行って付き合ってくれて」
「別にいいよ、気が強いだけの人と思ったけど強がってるだけなんだって分かったし、色々泣きながら語ってたよ」
と笑って言った。
んんん???
なんだか私変だ!
この人に何をどこまで話したか覚えてないけど、家に連れてったのがこの人で良かったと思ってる。
またこの人に会えて嬉しいと…
しかもドキドキしてる!私どうしちゃったんだろう…
「携帯番号交換しない?今度ご飯でも食べに行こうよ」
と彼は言って笑った。
axsesu著









コメント
コメント一覧 (2件)
anna006さん
15記事目の投稿をして頂き有難うございます。
それでは検収をさせて頂きます。
今回の作品は馴染みの居酒屋で仲間と楽しんでいるとクレーマーが店長に無茶ぶりをします。
そんな時彼女はクレーマーに我慢出来ず文句を言おうとするのですが、別の男性客が先にクレーマーをいなして追い出してしまいます。
その後酔った勢いでその男性とお付合いすることになります。
出会いは一寸したタイミングと互いの相性も影響して起こることが分かる作品に成っています。
文章も分かり易く読み易い作品です。
有難うございます。
それでは今回の検収を完了と致します。
現在anna006さんは1記事ごとに思考して向上なさっております。
その後21記事目よりテーマが変わりますが、現在のテーマにて魅力的な作品を作って来られたのは実力のある証拠だと感じます。
それでは次回の投稿記事も楽しみにお待ちします。
井上保夫
pr