専業主婦の私

私は高校を卒業と同時に親から離れた。親は躾に厳しく私は親の顔色をうかがいながらの生活が嫌でたまらなかった。
私は東北の田舎町に住んでいたのだが、親から離れたい一心でわざわざ関東での仕事を探し引っ越した。
引っ越してしばらくは、親から離れられた解放感はあったけど、生活が厳しく辛かった。それでも親元にいるよりまし!と自分に言い聞かせ、踏ん張って仕事をしていた。
そんな私も運命の人と出会い、結婚することに。
夫となる人は知人の紹介みたいな感じで知り合い、優しく温厚な性格なところに惹かれ結婚を決めた。
夫の希望もあり私は仕事を辞め、家庭を守る専業主婦になった。一人暮らしをしていたので家事は普通にこなせて、食事を美味しいと言って食べてくれ嬉しく思っていた。
私は幸せ者だなとこの時は思っていた・・・
夫の秘密

結婚をして夫との暮らしが4年過ぎた頃、そろそろマイホームを持とうかという話し合いになり、いろいろな物件を見に行った。沢山見ていると欲が出たり、新たな希望が出てきたりと目移りする中やっと決定した。
一軒家ではなく、マンションにした。駅から少し距離はあるが自然が多く、大きな公園もあってゆったりとした環境、マンションの設備もセキュリティ対策も良かったのが決め手。
そして引っ越しを終え、気持ちも新たにやっていこう!と意気込んでいた。そんな頃、夫の本性を知ることになった。
夫は不動産関係の仕事をしているのだが、詳しい仕事内容も会社の人との人間関係についても知らない。
たまに会社の飲み会には行ってるようだが、どんな飲み会だったか聞いたこともなかったな。
こんな夫が実は内弁慶だったのだ!
近所付き合い

マンションを購入し、引っ越しをして私は同じマンションの人と上手くやっていこうと気を張っていたある日、同じマンションの住人さんに
「お宅のご主人って耳が悪いのかしら?」と質問された。
私は何を言っているのか理解できず聞き返してみた。
「うちの夫は普通に耳は聞こえますが、どうかしましたか?」
すると、マンションの住人さんが、
「何度かご主人と会ってご挨拶したのだけど、返事が無かったもので・・・」と、
答えが返ってきたのだ。
私は「夫に確認しておきますね」と言いその場は終わった。
住人さんの質問の意味とは

マンションの住人さんから言われたことを夫に聞いてみた。
夫は「挨拶してるけど・・・どうして?」と、言っていた。
私は「マンションの住人さんに聞かれたからよ」と答え本当のことが解らないままだった。
休日、夫が散歩に行くと言って家を出た。私も夫が散歩に行ってるうちに買い物を済ませようと思い、近所のスーパーへ出かけた。
買い物を済ませ、マンションのエントランスまで帰ってくると夫が先を歩いていた。声をかけようとした時、この間質問してきた人とは違うマンションの住人さんが、夫とすれ違いざま挨拶をしてきていた。
夫は住人さんに目を向くわけでもなく、すれ違ってから会釈をするだけ。私は以前に質問してきたマンションの住人さんの言っている意味が理解できた。
夫は住人さんとすれ違って、目線が合わなくなってから会釈をしているだけだった。
私は『はぁ?』と頭の中で「?」がいっぱいになった。うちの夫は挨拶もろくに出来ないのか?そんなんでよく仕事が成り立っているなと不思議だった。
内弁慶な夫だった

私はエントランスで夫に声をかけるのを止め、夫の後ろを黙ってついていった。夫の以外な行動に呆れてしまったからだ。
家に入り夫を問い詰めた。
私は「挨拶はきちんとして!そんなの幼稚園児でも出来るでしょ!」と感情的な口調で夫に告げた。
夫は「挨拶したよ。あんまり知らない人と話すの苦手なんだよ。」ですって。
私は「そんなんでよく仕事できてるね?知らない人とだって、話さないといけない場合もあるでしょ?」
夫は「それはあるよ。その時はきちんと話してるから。」
私は「ならマンションの住人さんにも挨拶をきちんとして!」と言い返した。
夫は「わかったよ。努力してみるよ。」と適当な感じで返してきた。
呆れた夫

夫が内弁慶だったと今更知った私はショックでした。
何年も夫と生活をしているのに、夫の全てを知らなかった。そんな私は反省をした。もっと夫と向き合い、夫のことを知って理解していかないと!という気持ち。
ですが、夫にも反省をし、変わってもらいたいと思います。
内弁慶も性格なので治すのは難しいですが、マンションの住人さんやご近所さんとのお付き合いは大切です。
私は夫に「相手の気持ちになってみて、挨拶したのに返事をしてもらえない寂しさ。もしかして嫌われているの?って勘違いしてしまうわよ」などと挨拶をキチッと出来る様に何度か説得しました。
夫はその度に「俺の方がもう嫌われているの?」と不安になっていました。内弁慶なうえに小心者なのかしら?
私にも至らない点があるので夫と共に人の気持ちに寄り添える夫婦を目指していきたいと思います。
ishikawa著







コメント
コメント一覧 (2件)
次に16記事目の検収を行いなす。
タイトルも本文もなかなか良く出来ています。
注意点
読者がお説教と感じてしまう文章はNGです。
最後の
———————本文より—————-
「夫は立派な大人の社会人です!
内弁慶だから挨拶をしないでいいなんて理由にはなりません。私は挨拶と感謝の気持ちを持ち合わせていない人は嫌なので、夫をこれから教育していこうと思います。挨拶は人間として基本中の基本なので私が見本となって夫に見せつけてやります。
挨拶ができないって・・・挨拶が苦手って何よ・・・」
——————————————–
を読者が気持ち良く読み終える様な文章で終わらせましょう。読者は女性だけではありませんのでご注意下さい。
参考例
—————————-
相手の気持ちになって、夫には挨拶をキチッと出来る様に何度か説得しました。
その度に夫曰く「オスは用心深いからしょうがないの~!」ですって内弁慶なうえに臆病なのかしら?
———————————
と言ったチョットユーモアを入れてみては如何でしょう。
16記事目の最後の文章の修正してを宜しくお願いします。
井上保夫
pr