出会い

自宅から電車で15分の女子高。そこで私とKちゃんは出会いました。
Kちゃんとは同じクラスで、きっかけはなんだったのか…いつの間にか出来ていたグループ内にKちゃんも居て仲良くなりました。
Kちゃんは上に2人の兄弟がいる典型的な末っ子タイプで甘え上手。逆に下に2人兄弟がいる面倒見の良いお姉ちゃんタイプの私とは相性もよかったんだと思います。
Kちゃんは人が好さそうに見えるのか、街中でちょっと変わった人に声を掛けられることが多く、『変人ホイホイ』と呼ばれていました。
あまり警戒心がないのか、声をかけられるとすぐついて行ってしまうので、一緒に出掛ける時は目が離せませんでした。
Kちゃんと彼

Kちゃんとの付き合いは高校を卒業してからも続いていました。
一緒に遊びに出かけたり、食事に行ったり、旅行に行ったり。
かなり親しい仲でした。
ある日、Kちゃんに彼氏ができました。
彼は友人のご主人の同僚で、私も知っている人でした。
Kちゃんと彼は紹介されてすぐ意気投合したようで、まもなくお付き合いがはじまりました。
二人の交際は順調なようでしたが、少し心配なことがありました。
彼も人の好い性格で、友人も多く、Kちゃんも一緒に遊ぶ機会が多いようでした。
その友人たちというのが、いわゆる『メンヘラ』(精神状態が不安定な人)と呼ばれる方たちでした。
彼は『メンヘラホイホイ』だったのです。
誰にでもやさしい彼の性格は素敵だと思いますが、変人ホイホイの異名をもつKちゃんと、その友人たちとの繋がりは正直心配でした。
結婚

二人の交際はさらに順調に進み、5年ほど経った頃に結婚することになりました。
彼の友人関係など正直心配な面もありましたが、10年来の友人の結婚はやはりとても喜ばしいことでした。
私は結婚式の2次会の幹事に指名され、会場を抑えたり、2次会の進行や余興を考えたりと、Kちゃんと彼の為に準備をしていました。
二人の結婚式の当日。
Kちゃんはとても綺麗で、本当に結婚したんだなととても感慨深いものでした。
多くの人に祝福されて、二人もとても幸せそうでした。
結婚式も無事に終わり、ヘアメイクの仕事をしていた私がKちゃんの身支度をして2次会会場へ。
その2次会がきっかけで彼女と絶縁してしまうとは夢にも思っていませんでした。
お祝いモードから一転 友情にヒビ

2次会も滞りなく進み、二人もとても喜んでくれて楽しい時間はあっという間に過ぎましたが、一つだけ問題が発生していました。
参加予定者が1名、会場に現れなかったのです。
私の友人でもあったので直接連絡したところ、もともと不参加のつもりだったそうですが、連絡をしたかはあいまいなようでした。
参加リストを作ったのは主役の二人、新郎新婦です。
会場であるお店への支払いは会費から出します。
私たち幹事は参加する方全員に楽しんでもらえるよう、会費の中からできる限りの景品などを用意していました。
一人分のキャンセル料を出すと赤字です。
会場に来なかった友人は結婚式は参列していたので、Kちゃんが2次会にも来ると思っていてリストに名前を入れたのかもしれない。
これは彼女に確認する必要がありました。
「〇〇ちゃんから2次会の不参加の連絡もらってた?リストに名前があったから、その人数で会費計算してたんだけど」
「どうだったかな?お店に伝えたら料理代は引いてくれるはずだよ!」
この彼女の返答に私たち幹事はびっくりしてしまいました。
お店は予約人数に合わせて料理などを用意しています。当日のキャンセル分を引いてくれるわけがありません。
そのことを彼女に伝えると不服な様子。
今度は新郎が「一人分のキャンセル料が出せないような会費の使い方をしてるのがおかしい」と言ってくる始末。
彼はKちゃんのことを守ったつもりのようでしたが、ここは口だけでも「確認ミスだったかも、キャンセル料は自分たちが出すよ」というのが大人の対応ではないでしょうか。
私たち幹事だってキャンセル料をだせと言うつもりなんて全くありませんでしたが、この二人の対応にブチギレ。
結局キャンセル料は幹事たちで割り勘。Kちゃんとは絶縁してしまいました。
Kちゃんのその後

その後、Kちゃんとは一切連絡をとっていませんでしたが、風の噂で2人が別居していると耳にしました。
Kちゃんは自分はうつ病だと言って家事もせず家に引きこもるようになり、彼が実家に帰したらしいのです。
一概には言えませんが、メンヘラの方と付き合っているとそちら側に引っ張られる傾向があります。
彼のメンヘラの友人たち。私たちとの絶縁がきっかけでそちらとの付き合いが濃くなったのでしょう。
心配事が的中してしまいました。
長い間友人だったわけですから、心配でないとは言い切れませんが、もう私たちは友人ではありません。なにもしてあげることはありません。
こんな形で友人を一人失うというのはなんとも悲しいものですが、これも彼女たちの招いた結果です。
もうこんな思いはしたくありません。私の周りに居てくれる人たちを大切に日々過ごしています。
Liko著









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