名前「2か月付き合った彼女に名前を間違えられた」!?

出会い

彼女とはマッチングアプリで出会いました。 何時間話しても会話が途切れることはなく、女性経験の少ない私にとっては新鮮で、彼女に興味を持つきっかけとなりました。

3回目のデートでは横浜のみなとみらいへ行きました。 日中はワールドポーターズでショッピングをし、夜はランドマークタワーで夜景を見ながら食事をしました。今夜告白する!と決めていた私は、食事中ずっと緊張していました。もしかすると彼女に伝わっていたかもしれません。

帰りはふたりきりのロープウェイで桜木町駅に向かいました。横浜のきれいな夜景を見て「今日は楽しかったね」と話しながら、私は告白のチャンスを伺いました。営業終了間際だったロープウェイは、想定より速く終点が見え始め、私はものすごく焦りました。焦る気持ちを抑えながら、少々勢いで告白しました。それでも無事にOKをもらうことができ、私たちは晴れて付き合うことになりました。

違和感を覚えた日

その日は付き合って二か月の頃、私の誕生日でした。 彼女は私のために1泊2日の旅行を企画してくれました。彼女が企画してくれたというだけあって、私はその旅行をとても楽しみにしていました。

旅行先は、仙台でした。仙台名物の牛タンを食べたり、伊達政宗像を見に行ったりしました。温泉旅館に移動し、夕飯を食べ終わったころ、彼女のサプライズで旅館からケーキのプレゼントが運ばれてきました。私は大変驚き、心が弾みました。2月で雪が深々と降る寒い日でしたが、彼女と過ごす時間は楽しく、気持ちは春のようにポカポカしていたのを覚えています。

しかし、旅行二日目に事件が発生しました。 彼女が私の名前を間違えて呼んだのです。私は「△△(間違えた名前)って誰?」と聞きました。彼女は「あっごめん!間違えちゃった」と謝りました。彼女によると浮気はしていないし、△△という人は周りに居ないとのことでした。

実際、私は彼女が浮気をするようなタイプの人ではないと確信していたので、その発言を信用することにしました。ただ、私は2か月付き合った彼女に名前を間違えられたという事実に深い悲しみと、どこか残念な気持ちを覚えました。そしてそれがきっかけで旅行を楽しむことができなくなりました。

別れ

付き合って半年の頃、私は会社から転勤を言い渡されました。居酒屋で彼女にそのことを伝えると、彼女は泣き出してしまいました。私は「遠距離になっても全く会えなくなるわけじゃない、たまにしか会えないなら会うときは全力で楽しもう。」と話し、彼女はそれに頷きました。

こうして、ふたりは遠距離恋愛となりました。 それまでは毎週末会っていましたが、どうしても交通費がかかってしまうので、1か月に1回の頻度に減りました。

私は仕事に熱中し、だんだんと彼女のことを考える時間が少なくなりました。私が担当する製品に注目が集まり、会社から「開発を加速しなさい」と通達されたのです。毎日残業で帰るのが遅くなり、夕飯を食べた後は疲れてすぐに猛烈な眠気に襲われました。

一方、彼女はいつも私のことを考えていたようです。私のスマホには毎日電話がかかってきました。私は疲れがたまっていたが故にその電話にだんだんと嫌気がさし、ときどき着信を無視するようになりました。

1年記念日が近づいた頃、彼女は再び電話で私の名前を間違えました。 私は仕事のストレスがたまっていたこともあり、ストレスが爆発して別れを切り出しました。

その後

パートナーに名前を間違えられることは、とても悲しいことです。経験したことがある人は、共感していただけるのではないでしょうか。たかが名前、されど名前。恋愛に限らず、相手のことを尊重する気持ちを込めて、人の名前を呼びたいものです。

J508著

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 今回は、マッチングアプリで出会った男女の出会いと別れのお話を書いていただきました。

    彼女との出会いはマッチングアプリ。女性経験の少ない彼にとって、彼女は新鮮で魅力的でした。
    3回目のデートで彼は意を決して告白し、2人は付き合い始めます。
    それから2ヶ月後、彼の誕生日祝いに仙台への旅行に行くことになります。しかし旅行2日目に、彼女が彼の名前を間違えるという事件が発生します。
    彼女は浮気をしているわけではありませんでしたが、彼は名前を間違えられたことにショックで、残りの旅行を楽しめなくなってしまいました。
    付き合ってから半年後、彼の仕事の都合で遠距離恋愛になってしまった2人。
    仕事が忙しく疲れがたまっていて、彼女の連絡を無視することが増えてしまった彼。
    そんな時に彼女に再び名前を間違えられ、ストレスが爆発して別れてしまうことになったのです。

    大切に思っている相手に名前を間違えられるショックは、読者も非常に共感できると思います。
    名前を間違えることは思っている以上に重大なミスで、間違えられた側はずっと心にもやがかかってしまうものです。
    好きな相手への心の葛藤がとても上手く表現できている作品です。

    検収者 kitsuneko22

    ㊴kitsuneko22-10

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