当時の私

地元の高校を卒業して、専修学校のある都会へと上京して来ました。
不安と期待の入り交じった中、勿論アルバイトをしなければやっていけません。
あれこれと応募したり募集先に出かけて見ましたが採用されません。
そんな時友人の紹介で配達の仕事にありつきました。
持つべきは友です。助かりました。
でも学業とアルバイトの両方をこなすのは大変です。
あっと言う間の2年間が過ぎ卒業となりました。
就職先は専修学校の就職指導の方の斡旋もあり運良く決まりました。
それから社会人となり、仕事に追われる毎日です。
そんな中、周りの同僚が彼女とデートをした話しを聞くと焦る自分がいます。
チャンスがなかったわけではないのですが、付き会うまで行かずそれっきり
と言った女性もいました。
そんなときに、携帯の無料の出会い系アプリを インストールして試したのです。
何と直ぐにアプリ内で、とある女性と連絡を取れて会うことになりました。
初めてのデートで縮む距離

出会い系で知り合った女性と共通の趣味があり
デートすることになりました。
ですが、みんな思い描くデートとは違います。
なぜかというと、パチンコ屋でのデートだったからです。
お互いパチンコをするということで話が進み、ギャンブルデート
となったのです。
パチ屋を出てからお腹を空かせた私たちは、夕食を一緒にしてから
そしてお別れをして帰宅しました。
これまでドライブデート・お祭りデート・ディナーデート ・映画デート
たくさんの時間を共有してきました。
連絡を取り合っている内に ある日、突然彼女は
「一人暮らしすることに決めた」と言い出しました。
話が弾み、一緒に賃貸物件を見に行くことになった。
3件ほど、物件をみて彼女は決めます。
某家具屋や日用品を買うのにも付き合いました。
いつものようにドライブデートしいました。
公園の駐車場で帰宅しようとしていた時、彼女の口から
「なんで好きっていってくれないの?」
と放った言葉が私の口を止めた。
突然の言葉に沈黙が続く車内。
数秒が数十分に感じるほど、焦りが走っていました。
「じゃぁ付き合ってくれない?」
この言葉しかでなかったのです。
一緒にいて話も合うし、楽しかったのは事実。
彼女は「遅い!付き合おう。」
こうして私たちは付き合い始めました。

一つ屋根の下

彼女と付き合って3ヵ月が経過した頃、季節は夏です。
会社の寮に住み込みしていた私は、彼女のマンションで半同棲生活を始めていました。
平日は2人とも仕事だったが、彼女が料理を振舞ってくれました。
休みの日になると、朝から買い物にいったりパンを買って帰ったり
友達と焼き肉したり、どんな時でも2人でいる時間ばかりだでした。
朝みんなが出社する時間より早く寮に戻ったり、仕事が終って
彼女が住んでいるマンションへと泊まりに行く生活です。
そんなとき、仕事中に上司から出張命令が出ました。
「まだ付き合い初めで、一番楽しい時期に」と心の中では思ったのですが。
上司には「はい!」という一言で終わりです。
3ヵ月の出張で週に1回は彼女のマンションにはかえって来れるので
心配ではなかったです。
彼女にはすぐ連絡を取ったが、週1で帰宅できるので
私と同様に心配はしていない感じでした。
それから1週間後、私は地方の出張先へと向かいます。
出張先はコンビニが1件ある程度で、他にはなにもない 山林地帯です。
慣れない仕事と環境というのもあり、疲れが溜まってしまいます。
ある日、平日の昼に会社へ行く用事ができ、次の日の朝までに出張先へ
戻ればよかったので、サプライズで内緒に彼女のマンションに帰宅しました。
友達と飲みに行ってくると聞いてましたが、
彼女の姿な夜23時過ぎても帰ってこなかったのです。
明日仕事なのに遅くまで飲んでいるなと思っていしました。
帰ってくる気配もないし、連絡もしていなかったので
出張先へ夜のうちに帰ることにしました。
浮気とかは気にしていなかったのですが
次の日に彼女から連絡がきていました。

ほんの小さなでき事から

2人の半同棲生活は円満だったと思っていました。
彼女から「昨日帰ってきてたの?」と連絡があり
「会社に行く用事があったから、そのついでに寄った」と返信しました。
さらに帰ってから携帯を見ると、彼女から長文で連絡がきていました。
恐る恐る文章を読んでいくと、
その中に驚愕の文章がありました。
それは、「私が一途過ぎてつらい」という
一途は悪いこと?とすごい疑問を感じました。
好きな人と時間を共にしていくのが恋人や夫婦だと思っていました。
彼女からすると、この前のサプライズで帰宅したのが
今回の長文の引き金になったようです。
最後には別れたいと言ってきました。
以前彼女と別れる際に、フラれて体調を壊してしまった件が
あったのですが「わかった。きっと考えてそういう答えになったんだよね」
と返して最後の会話は終わりました。
彼女の家に生活品をおいていたので、週末に荷物を取りに
行くことになりました。
いざ荷物をまとめていると悲しい気持ちになってきました。
隣で悲しそうな顔をする彼女。
なぜ、別れを告げた彼女が悲しい顔をするのかわからなかったです。
あっという間に荷造りを終え、マンションを出ようとしたとき
彼女は
「出口まで送る」と言って送り出しをしてきました。
最後に「元気でやれよ」と言って一度も振り返らず
車を走らせた。
自然に涙がでてきました。
なぜ、一途はだめなんだろう。
と疑問が心にずっと残ったまま
takuya著









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