結婚を前に一つの壁を乗り越えた一組の男女の”選択”の行方

近年、日本では晩婚化が進んできているとはいえ、20,30代で結婚する人たちは少なくない。
一般的に働き盛りであると言われる20,30代の方々の結婚において、どのような壁があるのか。

ここでは、お互いの意見を尊重しながら一つの壁を乗り越えた一組の男女にフォーカスを当て、
一つの例として出会いから結婚に至るまでの過程をお話ししたい。

目次

●二人の出会い

食品メーカーの営業として働いていたAさん(27歳/女性)と、
医療業界で営業として働いていたBさん(29/男性)の出会いは、
社外のリーダーシップ講習会だ。

新卒から今の会社で働いていたAさんはいわばバリキャリ女子。
上昇志向が高く、入社してからすぐに営業成績を伸ばし、
女性管理職を目指しているような女性だ。

一方Bさんも、今の会社へは中途入社ながら穏和な性格と
持ち前のコミュニケーション能力で着々と成績を上げていき、
今やチームリーダーとして活躍している。

性格は違うものの、営業としてもっと成績を上げ、
活躍の場を広げたいという共通の目標がある二人が講習会で出会ってから、
交際に至るまでの時間はそんなにかからなかった。

●人生の転機

交際が始まってからもお互いの営業スタイルについて情報共有をしたり、
外部の研修会に参加したり、二人で共に成長してきたような順調な関係だった。

そんな時、人生の転機が訪れる。

二人の結婚が決まり準備を進めていた中、Bさんに県外への転勤の打診があった。
この異動はBさんにとって栄転とも呼べるもので、非常に喜ばしいものだったが、
しかしそれは同時に、Aさんを悩ませるものでもあった。

●相手の未来と自分の未来

Aさんは自分の未来を漠然と考えたときに結婚・妊娠・出産と“自分の仕事”は意識していたが、
相手の仕事のことまでは意識していなかった。
それもまさか結婚直前のタイミングで考えることになるなんて思わなかったのだ。

女性管理職を目指すAさんは、結婚後も仕事を続け、
時期が来たら出産を経て、また仕事復帰をして働く…
そんな未来を描いていたため、
パートナーの転勤に合わせて自分が仕事を辞めるなんて考えたこともなかったのだ。

また、Bさんも自分のキャリアアップのために、
Aさんの人生を巻き込んでもいいものかと悩んでいた。

●互いの想い

結婚の日が近付くにつれ、Bさんの転勤の話も具体的になっていく。
このまま一人で悩んでいても仕方ないと考えたAさんとBさんは
それぞれ自分の想いを素直に告げることにした。

“一緒についてきてほしいが、Aさんの仕事に対する想いも尊重したいBさん”
“自分の仕事を簡単に捨てられないが、Bさんの仕事も近くで応援したいAさん”

お互いの仕事に対する姿勢や気持ちがわかるからこそ、
簡単には結論が出せない問題だった。

自分一人だけのことではない。

話し合いは何日もかけて、様々なパターンを考え出し、時にはお互いの会社にも相談し、
ようやく二人が納得する一つの答えに辿り着いた。

● 二つの人生から二人で一つの人生へ

自分だけのキャリアを考えていれば良かった独身時代から、
自分と相手の二人分のキャリアを考えて生きていくことになったAさんとBさん。

どちらか一方が自分のキャリアを諦めたわけではなく、二人で話し合って出した結論により、
お互いの人生により責任を持つようになった。

Aさんが仕事を続けているのか、辞めてしまったのか。
Bさんが転勤の打診を受けたのか、受けていないのか。

お互いの仕事に対するスタイルを尊重するためのパターンはこれ以外にもいくつもある。

どの答えが出ていても二人で話し合い導き出した結論それこそが、
二人にとって最善の一手である。

●大切なこと

今回のケースでAさんとBさんが導き出した答えは、“週末婚”。

Aさんは会社に掛け合い、週5日勤務から週4日勤務に切り替え、仕事を続け、
余裕を持った上で週末はBさんの元へ行くというもの。

それに対し
BさんはAさんの決断を受け入れ、転勤の打診を受け、
まずは一人で新しい地へ赴くというもの。

勤務日数を週5日から4日に切り替えるなど、企業によっては難しいところもあり、
この結論が必ずしも正しいわけではない。
しかしこれは、他にも案がある中で、
“今の二人”が目指すものを優先的に考えたことによる一つの結果である。

今後生活していくにつれ、
新たな目標や優先すべきものができた時には二人で改めて話し合いをし、
解決に向かっていくという決意の表れでもある。

人生の新たなスタートにおいて、壁が立ちはだかった時、一人で悩み解決するのではない。
お互いの意見を尊重しながら共に一つの壁を乗り越えることで新たな絆が生まれ、
より良いパートナーとして成長していけるということに気付いてもらいたい。

 

Ngnhjl著

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • Necomakiさん

    それでは初めての記事の検収をさせて頂きます。

    タイトルも画像も良い雰囲気が出て居ます。

    読者が見て最初から安心して読んで頂ける印象を与えています。

    今回の作品はキャリアウマンである彼女と社内ではリーダーとして活躍してい若い男性が出会い結婚をする事で思わぬドラマが生まれた内容です。

    彼等は社外で行われた講習会で知り合い意欲ある若者同士として共感していきます。

    そして二人の気持ちは共に生きて生きたいと思うようになり結婚する事に成ります。

    しかし結婚の準備を進めてい時に彼は上司より栄転のために県外への転勤して欲しいと伝えられます。

    二人にとって最高の幸せが訪れようとしていた矢先に、最大のピンチが訪れてしまいます。

    二人は共にとことん相談して考え抜きます。

    ここで二人が優れた人間性である事が上手く表現されています。

    そして読者にも思わずスゴいと思わせる解決策を思い付いて行きます。

    男性の栄転を成功させて、しかも彼女のキャリアを損なうこと無く実力を発揮して行ける方法を考え出したのです。

    それは共に週4日出勤するという離れ業です。

    しかも社内外の人々を納得させてしまいました。

    二人の結婚に対する職場の環境とそれを取り巻く人々の温かいを得られたのは、日頃の彼女達御夫婦の仕事に対する努力の結果でしょう。

    お互いの仕事を変えること無く新婚生活をする事が出来た素晴らしい内容の作品になっています。

    有難うございます。

    それでは今回の作品の検収をこれにて完了と致します。

    次回の投稿記事も楽しみにお待ち致します。

    ここでお知らせを致します。

    クラウドワークス側の納品書記入チェックを入れて頂き最後に双方の評価を付ける事に成ります。

    記事も今回と同じ様に作成して頂ければ、それが納品となります。

    どうぞ宜しくお願い致します。

    井上保夫

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