サークルを通して知り合った社会人同士の恋の行方は…。
派遣として行った先で

結婚して5年程経ち、30歳になる前に私は派遣として、とある会社に配属されました。
もくもくと仕事をこなしていたある日のこと、自分より明らかに歳が上の職員の男性が声をかけてきました。
「テニスサークルに入りませんか?」
え?この会社って、サークルとかあるんだ。と少し興味を持ちました。
でもこの勧誘してきた人、なんか信用できるのかなぁと思って、その時は考えてみると言っておきました。
そのあと、隣の部署の先輩が「僕もテニスやってるよ!」と言って、詳しいことを教えてくれました。あ、じゃあ信用していいんだな、と。その先輩も一緒だから不安もなくなりました。
仕事の後に、仲間とスポーツして気分がスッキリすれば、それは良いことだから前向きに考えました。
私は結婚してしていたけれど、別居状態で心の中で楽しみを求めていました。
サークルにはいってみたら

そして、高校からテニスをやっていたこともあり、入会してみることにしました。
男性の先輩達が多くて、女性は少数でした。
みんな優しくて、楽しくテニスを楽しみました。そして、あの勧誘してきた彼がキャプテンだったのです!
勧誘してきた時の印象とは違い、テニスをしている姿はとても格好良く、ちょっとドキドキしました。
練習が終ると必ず飲み会があって、いつからか、私の横には必ずキャプテンの彼が座るようになっていました。
恥ずかしがりで、人見知りをする私と違い、皆を盛り上げたり、笑わせたり、とても楽しませるのが上手い人でした。
このサークルは、女性が少ないことと、私が新人ということもあり、いろんな先輩達が声をかけてきてくれて、個人的に誘われることもしばしばでした。
あまり深入りしすぎないように、個人的な誘いにはのらなかったけど、隣の部署の先輩は、変な虫が付かないように、いつも見守ってくれていました。
あのキャプテンは、あからさまに声をかけては来ないけど、私に好意を持っていることは分かっていました。そして、私にとっても気になる存在になっていたのです。
個人的な誘いに

ある日、キャプテンの彼から、友達と彼女と4人でテニスしようと誘われました。会社のサークルとは別の話しで、嬉しくてすぐにOKの返事をしました。
私生活の嫌なことは忘れてしまいたかったのです。
そして4人でテニスを楽しみ、夕飯を終えて車で送ってくれました。とても話が上手で、ドキドキというよりも、素の自分のままでいられるような、不思議な雰囲気を持った人で、そんなところが良かったのでしょう。
また会いたいと思うようになっていました。
それから、二人でテニスデートをするようになり、結婚していることを知っていながらも告白され、恋人のような関係になっていました。
このままでいいのか…。

私たちはとても順調にいっていました。
もちろん、離婚寸前の別居状態とはいえ、会社の人達にはオープンにはしませんでした。サークルの時に気を使われると、やりにくくなるし、冷やかされるのも嫌でしたから。
何事もないようなそぶりをして付き合っていました。そこは彼も理解していました。
彼はいつまででも待ってくれると言ってくれましたが、彼に申し訳ないし、こんなに肩身の狭い思いをして、このままで幸せになれるわけがない。
お互いに冷め切った状態で、連絡も取り合っていない主人とは早く分かれるべきだと思いました。
幸せをつかみ取るために

しばらくして、付き合っていることが少しずつ会社の人達に浸透していきました。
当たり前だけど、不倫という形で。このままこの会社にいたら、皆に冷ややかな目で見られるし、彼が悪者扱いされてしまう、そう思って私は次の契約更新をしないで、この会社を辞める事にしました。
それから、離婚届けを郵送で送り、スムーズにサインしてもらうことが出来ました。お互いにこの程度の気持ちだったんだな、と確認したようでした。
もうこれで、何のしがらみもなく二人で一緒になれる!
しばらくして、彼と一緒に暮らすことになり、とても幸せな日々を送っています。彼はいろいろ話を聞いてくれて、包容力もあります。
自分の思い切った行動に後悔はしていません。今のこの幸せがずっと続くのか、それは自分次第。離婚した相手とはお互いに歩み寄ろうとしなかった。
今度はそうならないように、お互い理解し合って、いつまでも支えあえる関係でいたい。
そう願うばかりです。
hyuuga著









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