バイト先で見つけた高身長な彼、いつしか私だけの彼に・・・

高身長な彼との出会い

勉強が苦手だった私は大学には進まず、高校卒業後に就職した。自分の好きなブランドの服屋さん。

研修を終え、仲間ができ楽しく仕事をしていたのだが、何年かして週末に休みが取れないことが嫌で仕事を辞めてしまった。

しばらくは何もせず昼間寝て、夜になると友達と遊びに行くというダメ過ぎる生活を送っていたのだ。

いい加減お金が無くなり、バイトを探し3ヶ所面接に行ってきた。

1ヶ所だけ雇ってもらえることが決まった。

そこは人手不足で、好きなだけ出勤して稼いでいいよ!というバイト先だったのだ。

もちろん平日稼いで、週末は休むといったスケジュールを提出した。

次の日に早速出勤して、作業場へと入った。(仕事内容はコンビニのお弁当やお惣菜などをルートごとに仕分けるもの。)

女性は少なく男性ばかりで、女性は男性の四分の一程度らしい。

教育係としてベテランのおばさんに教えてもらうことになり、一通り流れを教わった。

休憩時間になり、おばさんと休憩に入り、職場のことをいろいろと話してくれていた。

話の流れでおばさんにはどうやら、お気に入りのバイト君がいることを教えてもらった。

私はどんなイケメンなのか気になった。

残念ながら今はいないらしく残念な気持ちでいた。

仕事が終わりおばさんと帰ろうとした時、大きなバイクの音がしてきた。

おばさんは

「来たわよ!」

と、テンションがあがっていた。

入れ違いで彼が出勤してきたのだ。

おばさんは話すチャンス!と私を彼に紹介してくれたのだ。

話に聞いていた通りイケメンで高身長な彼だった。

 

彼との時間

バイト先で、教育係のおばさんの言ってた通りのイケメンで高身長のバイト君を紹介してもらい、少し楽しみが増えたかなって気持ちでバイトを続けていた。

ある日、おばさんと休憩に入り、おばさんが

「来週から彼が同じ時間帯で働くことになったのよ」

と、嬉しそうに教えてくれた。

これは楽しみ!と私も少し嬉しかった。

彼が来る週になり、出勤し本当に彼がいたのだ。

彼はめちゃめちゃ作業が早く、

自分のやるべきことを私たち女性の半分の時間で終わらせていたのだ。

彼が私のところへ来て、

「まだ慣れてないだろうから手伝うよ」

と、言ってくれたので2人で作業をした。

彼に負担をかけたくなくて頑張ってみたものの、

彼のスピードにはついていけず、ヘトヘトに・・・

休憩時間になり、彼とおばさんと休憩した。

彼は見た目とは違い、おっとりとした口調で気さくに自分のことを話してくれていた。

おばさんが彼を気に入った理由が私にもわかったような。

こんな毎日が続き、おばさんが休みの日に、

彼と話しの流れでバイト終わりに食事に行くことになったのだ。

 

人気者だった彼

彼との食事は楽しかった。

彼はIT関係が得意で、お金を貯めて起業する目標があるらしい。

自分の武器を持っていて尊敬したし、羨ましくおもった。

バイクも趣味らしく、休みの日は友達とサーキットで走っているそうだ。

私は話せる趣味なんて無かった。

休みの日は暇してることを話したら、

彼が「一緒にサーキットに行こう」と誘ってくれたのでついていった。

彼は楽しそうに友達と走っていた。

私は初めてサーキットへ行ったので、バイクの爆音や走ってるスピードの速さにビックリした。

サーキットで遊んだ後、みんなで食事をして、彼に送ってもらいその日は帰宅した。

 

数日後・・・おばさんと休憩のとき、

私が彼と食事をしたこと、サーキットに連れて行ってもらったことを誰かから聞いたらしく、私に質問してきた。

私は隠す理由がなかったので、おおまかに食事したことも本当、

サーキットに行ったことも本当だと話してしまった。

これが大失敗!!

彼を気に入っていたのは教育係のおばさんだけではなく、

ここで働いてる女性のほとんどが彼を気に入っていたらしい。

この日から私はバイト先の女性たちから嫌味を言われるようになった・・・

 

彼と秘密の関係へ

彼と食事をし、サーキットに連れて行ってもらっただけで、

居心地の悪いバイト先になってしまった。

彼にそのことを話したら、謝ってくれた。

元々は彼が同僚に話したことがみんなに広まったみたい。

でも、私も話してしまったから、どちらが悪いわけでもない。

これからは2人で出かけたことは、

このバイト関係の人には言わないようにすることにした。

バイト先であまり話せないので、バイト後に2人で会う機会が増えていった。

食事に行ったり、飲みにいったり、水族館に行ったり、カラオケに行ったりもした。

もちろんその後に彼の部屋にもお邪魔した。

彼の部屋はパソコンが何台もあり、

私には全く解らない本などもたくさんあったのだ。少し部屋は散らかっていたけど(笑)

そんなこんなで友達以上恋人未満な関係がしばらく続いていく。

 

ついに私だけの彼に!!

友達以上恋人未満の関係がしばらく続き、私は自分の気持ちがはっきりわかったのだ!

彼を私だけの彼にしたい!と・・・彼が好きです・・・

でも、告白なんて無理だよ!!

彼の気持ちを知りたかったが、この関係を壊したくない。私は自信がなく、自分の気持ちを隠しながら彼との関係を維持していた。

そして私の誕生日に彼がお祝いしてくれると言ってくれたのだ!!

食事に行き、バースデーケーキを出してもらい嬉しかった。

ちょっぴり照れくさかったのもあったかな。

食事が終わり彼の部屋でゆっくりすることにした。

ワインを飲みながらいろいろ話した。

時間も遅くなって、帰らないとって雰囲気になったとき、彼が

「今日は泊まっていきなよ。」

「俺、お前が好きだよ」

ん?ん?それって告白?告白と、とらえていいの?

と頭の中で状況が追い付いてこなかった。

私は

「うん」

だけ言って少し頭の整理をした。

「私たち彼氏彼女になるってこと?」

聞き返してしまった。そしたら彼が

「嫌?」

と言ってきたので、私は

「嬉しいよ」

って答えた。

この夜、恋人という関係になって彼の部屋にお泊りをした・・・

 

 

音信不通

念願だった彼の彼女としての生活がスタート。

あいかわらずバイト先では秘密の関係ではあったが、前とは気持ちが違う!

気持ちに余裕が持てていたのだ。

なんたって、私は彼の彼女なの!

秘密の関係ってのもワクワクした楽しかった。

性格悪いよね。

バイトでは今まで通り普通に過ごし、

その後は彼の部屋でご飯を作り一緒に食べたり、

彼のお誕生日、クリスマス、

記念日などは私なりの手料理を振る舞い幸せな時間を過ごしていった。

ある年の忘年会シーズン、彼がバイト先の社員さんたちと忘年会へ行ったのだ。

きっと朝までコースになるだろう・・・と、おもい一人自宅で寝た・・・

朝になっても連絡がなく、1日たっても連絡が取れず。バイトにも来ていない。

3日後、やっと彼の居所が判明した。彼はなんと病院にいたのだ。

忘年会の帰りに交通事故にあったらしい・・・

3日間意識不明の重体。

目を覚まし、交通事故にあったことを私に伝えるようバイト先の社員に言ったそうだ。

私は急いで彼の病院へ行った。

彼はたくさんの管の繋がれていて、包帯があちこちグルグルと巻かれていた。

もちろん絶対安静で、長期入院となる。

彼はバイトを辞めた・・・

私も辞めた・・・

彼はリハビリをしながら目標だったIT関係の起業を始める。

私は邪魔にならないよう、彼との距離を取り見守っていくことにした。

彼は忙しくなり、会える時間が減っていった。

2人の距離がどんどん離れていく。

たまに連絡を取り合うだけ・・・

 

いまではたまに連絡がきて、お互いの近況報告をするくらい。

会うことはない・・・

 

ririy著

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