恋は盲目?彼氏の悪事に付き合った彼女の結末とは……。

理想の彼氏

大学生のA子にはKという彼氏がいました。

A子とKは同じ大学のサークルで知り合い、わずか三日で意気投合。

Kは大学内でも有名になるほどのイケメン!しかもすごく優しい!

A子には同じくサークルで仲良くなったB子という友人もおり、A子がKと付き合うことになったと告白した時は「このリア充め(笑)」と茶化しながらも一緒に喜び合っていました。

しかし、最初こそ見守ってくれていたB子が、次第にA子がKと付き合うことに難色を示し始めたのです。

友人の忠告

「Kと付き合うの、ちょっとやめといたほうがいいと思うよ。」

B子に誘われた喫茶店で、A子はそうB子に忠告を受けました。

「え?なんで?」

応援してくれていたB子の突然の忠告にA子は疑問を隠せません。

「言いにくいんだけどさ、アイツそんなにいい奴じゃないよ……。」

A子は正直意味が分かりませんでした。

いつも私に優しく接してくれるKが“いい奴じゃない”?

普段からそんなに付き合いのないB子に何がわかるの?

A子はB子の言葉に少しイラつき、トゲのある口調で反論してしまいました。

「Kのことアイツ呼ばわりしないでよ!Kはいつも優しいし、B子に何がわかるのよ!」

するとB子は困った顔で言い返します。

「あなたのために忠告してるの!Kは危ないから、やめといたほうがいいって!」

「アンタKのこと好きなんでしょ。だから私に嫉妬してるんじゃないの?」

A子のその言葉を聞いたB子はかなり怒った様子、そして今にも泣きそうな顔でした。

「そんなんじゃない!私はあなたを心配してるだけなのに……。でももういい。もう言わないから。ごめん、今日帰るね。」

B子はそう言って自分の会計を済ませ、先に帰って行ってしまいました。

(何なのよアイツ……。)

ひとり残されたA子はイライラとモヤモヤした気持ちが抑えきれず、飲み物も喉を通らず残して店を出ました。

裏の顔

 

それからしばらく経った日。ある事件が起きました。

A子とKがデートでランチに行き、会計をしている時のこと。

その時店の入り口付近には、親から離れてウロウロしている小さな子供がいました。

そのまま会計を済ませたKがA子のほうへ振り向き近づこうとした時、その子供がKの前に飛び出したのです。

Kはその子供を避けるそぶりもなくわざとぶつかり、なんと一発蹴りを入れて暴言を吐いたのです。

「チッ、邪魔クソガキ。」

それに気づいた子供の親が慌てて子供を抱きかかえ、「やめてください!」と叫びました。

周りの注目を浴びているにもかかわらず、Kは続けて暴言を吐き続けます。

「コイツの親?ちゃんと見とけよ。親失格だろ。」

そう吐き捨てたKはA子の腕を引っ張り、店を出ていきました。

A子は突然Kの見たことない暴力的な一面を目撃し混乱しましたが、その時は怖かったため何も言えずにいました。

孤独

次の日学校へ行くと、A子はなにか様子がおかしいことに気づきました。

誰もA子と口をきいてくれないのです。

目が合っても全員去っていき、A子の後ろでヒソヒソ話しています。

「どうせKの彼女だから同じような性格でしょ(笑)」

A子はそう聞こえたような気がしました。

A子は事情を知ろうと急いでB子のもとへ向かいました。

「ねえ、今日皆全然話してくれないんだけど、何か知ってる?」

すると、B子は無言でスマートフォンの画面を見せました。

昨日のA子とKの姿が映った動画。

Kに寄り添うA子と、泣きじゃくる子供の親に暴言を吐いているKの姿がしっかりと映っていました。

A子は顔が真っ青になりました。

SNS上に二人の悪事が拡散されてしまっていたのです。

「私も一緒だと思われたくないから、これ以上私に関わらないで。」

最後にA子がB子に言われた言葉でした。

その後、その動画は大学全体に広まり問題視され、Kはそれが原因で退学。

この事件がきっかけでA子とKの仲に大きなヒビが入ってしまい、結局A子とKはKの退学を機に別れることになりました。

A子は厳重注意を受け、退学にはならなかったものの学校に居場所がなくなってしまいました。

そして誰からも相手にされず孤独になってしまったA子は、自主退学の道を選び大学から去っていったのでした。

恋は盲目とは言いますが、A子は見過ごしてはいけないものも見えていなかったようです。

きっとB子は先にKの本性に気づき忠告したのでしょう。

しかしそれを無視し、A子が気付いた時にはすでに遅し。何もかも失う結果となってしまいました。

今A子はこのことにどう向き合っているのでしょうか?

若い二人が行ってしまったこととはいえ、A子にとっては大きすぎる代償となってしまいました。

 

osako著

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