気になるあの人、、、

中学2年、4月。
クラス替えが行われ、気分新たに1学期が始まる。
4月下旬にもなると新しいクラスにも慣れ始め、みんな打ち解けていった。
その中でも初めて同じクラスになったA君。
彼はクラスを明るくクラスを盛り上げてくれるムードメーカー的存在だった。
いつしか私はそんな彼を目で追うようになっていった。
A君はテニス部に入っており、毎日外で練習する。
そんなA君を、私は教室から眺めていた。
A君が練習中、仲間に笑いかけたりするたびに私の心臓はドキッと音をたてていた。
A君が自分にも笑い掛けてくれないだろうかと思うようになっていた。
恋のキューピット現る?!

友達に相談したところ、告白しちゃいなよというアドバイスをもらい、告白することにした。
いつ告白しようか機会を伺っていたら、私がA君に告白することをクラスみんなが知っている状態になった。
きっと相談をした友達の仕業だろう。
A君も私が告白することを知っている。しかし、このおかげで私は事前に、A君が私のことをどう思っているか友達を通して知ることができた。
A君は告白をオッケーするつもりらしい。私はそれを聞いて心が舞い上がった。
いざ、告白!舞台は放課後の教室

そして、いよいよ私はA君に、今日の放課後教室に来て欲しいと友達を通して伝えた。
放課後…
A君を教室で待つ。
しばらくしてA君が教室に入ってきた。教室の外には私たちを好奇な目で見る観客がちらほらいる。
私は周りの目を気にして、恥ずかしく思ったので、早く告白してしまいたかった。
伝えようとA君の顔を見るととても真っ赤になっていた。
それに感染したかのように私まで顔に血液が集まってくるのを感じた。
(早く言っちゃおう!)
私は心を決めて、
「A君のことが好きです!付き合って下さい!」
と、告白をした。
A君は「はい。」
と恥ずかしそうに答えた。
私は嬉しくて、思わず笑顔がこぼれた。
告白が終わり、そんな私と相変わらず顔が真っ赤なA君と2人で教室を出ると、クラスの観客たちが「おめでとう!」と言い祝福してくれた。
こうして私とA君はクラス公認のカップルになった。
その後、カップルブーム到来

その後の、私のクラスでは、私とA君の影響か、1ヶ月でクラス内で4つのカップルが生まれた。
それを見かねた先生が、道徳の時間に「恋は温床の始まりだ」と言う授業も行うくらいクラス内の社会現象になった。
A君を忘れることはないだろう

中学卒業までA君と付き合っていたが、高校の時に別れてしまった。
理由は遠距離でなかなか会えなくなってしまったからだ。
別れてしまったが、私が勇気を出してA君に告白をし、結ばれた思い出は、美しい青春となって私の心に残り続けている。
aoki著









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