これは、僕の友人である主人公 蓮(れん)の体験した話である。

1章 出会い
僕と蓮は中学、高校が一緒であり
中学ではあまり親しい仲ではなく、
すれ違ったときなどに多少話をするくらいだったが、
高校では親しくなり、大学4回生になった今でも親しい仲だ。
そんな連は昔から家族ぐるみで仲が良かった
幼なじみの美結という友人がいた。
中学2年生のある日、連は美結を含めた男女2:2で遊びに行くこととなった。
「ずっと前から好きでした。付き合ってください」
と一緒に遊びに行ったほかの2人の協力もあり、
告白することができ、
「よろしくお願いします。」
と無事、告白は成功し
二人は付き合うこととなった。

2章 青春
連と美結はそれから幸せな時間を共に過ごしていた。
中学では、親にお金をもらって遊ぶに行くということが当たりまえのなかで
ショッピングモールや映画館にデートに出かけ、
ゲームセンターにあるプリクラを撮って帰るなどといった
中学生らしいとも言える青春を楽しんでいた。
高校では僕と連と美結は同じ高校に進学した。
連は部活には所属せずに外部でダンスを習っており、
美結は高校のテニス部に所属していた。
そのため帰宅時間が被ったりすることは少なかったが、
休みの日には二人で出かけ、さまざまなデートスポットに遊びにいった。
高校2年生の時点で二人はすでに交際3年目
この学年ではあまり長期間交際しているカップルが少なかったため
連と美結は周りからうらやましがられており、蓮自身もいつか結婚するだろうという気持ちが芽生え始めていた。
僕も連と美結のカップルを見て、そんなにも気のあう相手と
幸せな時間を過ごせていて、うらやましいと思っていたし
いつか自分もそんなカップルになりたいと思っていた。
そんな連は昔から、控えめな性格であり
自分からここに行きたいから遊びに行こう!
などと意見をいうタイプではなかった。
また美結の方もおなじく控えめな性格で
はっきり意見をいう性格ではなかった。
そんな二人に変化が訪れることになる。

3章 転機
高校を卒業した後、連は大学生、美結は専門学生になった。
免許をとり、遠いところに旅行することもできるようになったふたりは
いろんな思い出を作っていた。
僕は蓮から写真を見せてもらったり、SNSに投稿されている写真をみて
幸せそうなふたりをみて癒やされていた。
そんな中、蓮のなかで大きくなってきた悩みがあった。
成人を迎え大人になっていくにつれて
男女の関係というものがでてくるものである。
そんな中、ふたりは中学、高校と
手をつないだり、ハグをするだけでそれ以上のことはなく過ごしていた。
連の両親が厳しいということもあり、高校3年生で初めてお泊まりをしたときも
何も進展をすることがなかった。
高校の時には、それほど気にしていなかったが
高校を卒業し、大学生になってからは何も進展のない
自分たちのことを気にしているようだった。
そんな悩みがふたりの関係を変えていこうとしていた。

4章 大人
そんな悩みがある中、
美結の仲の良い女友達たちも美結と蓮のことが気になっていた。
「蓮と進展したくない?」
「したい、したいに決まってる。」
美結もあまり気持ちを主張するタイプではなかったため、
いわなかっただけで進展したい気持ちはあるようだった。
そんなある日、僕は蓮から相談を受ける。
「美結とそれ以上のことができないんだ」
これまでほとんど真剣に美結のことで悩むということが
少なかった蓮が深刻に相談をしてきたため、
この悩みが蓮にとって重要なことだと感じた。
そして僕はどうすれば進展することができるか考えた。
「旅行に行く予定はあるの?」
「美結の誕生日に旅行にいくつもり。。」
「じゃあそのときに誘ってみよう!!」
こうやって美結の誕生日に行く旅行で
連は勇気を出してみることにした。
。
。。
。。。
旅行から数日経ったある日、
僕は蓮から話を聞いた。
「どうだった?進展はあった?」
。
。
「だめだった。。。」
どうやら進展はなかったようだ。
旅行初日の晩、
それまでは普通に話していた2人だったが
蓮が誘った途端、美結は返事が無くなってしまったらしい。
そして話を変え、その話は無かったことになったそうだ。
それ以降、進展することなく1年以上の月日が流れ、
ある日を境に美結の態度がそっけなくなり
数週間後、別れてしまった。

5章 その後
「6年も付き合ってもう当たり前の存在だったけれど、
いなくなって当たり前じゃなかったんだな。。」
蓮はこんな言葉を漏らすことがある。
当たり前を当たり前と思わず大切にしていこう。。
蓮から話を聞いてそう強く思った。
t579著









コメント
コメント一覧 (2件)
「納品」チェックをして頂きまして有難うございます。
システムが進行して支払を完了いたします。
とても貴重な内容となっております。
ご自身の作風を大切にして、自身を持って記事作成を続けて頂きたいと思います。
今回は、期日が終了となりましたが、次回クラウドワークスのシステムを上手く利用する事でライターとしての成長の機会が広がることを期待致します。
支払を完了致します。
ありがとう御座いました。
契約は終了となります。
どうぞ宜しくお願いします。
井上保夫
pr