彩夏(仮名)は銀行に就職しました。当時はまだリクレーションや歓送迎会、社内旅行などがあり、男性との交流がありました。ある日 彩夏は上司である金谷さん(仮名)に交際を申し込まれました。リクレーションの時はグループでアウトドアでフォークダンスをしたりしてグループ行動が多かったのですが、会社で温泉旅行に行ったとき神谷さんから 2人きりになろうと言われました。彩夏はグループで踊ったりするのが楽しかったので 嫌だなと感じました。

その後 彩夏は金谷さんのことが気になりだし、背も高いし顔もタイプだったのでお付き合いすることにしました。仕事帰りにお酒飲んだりしてました、何回かデートをしたときに結婚の話をしたことがありました。金谷さんは実家が農家で 結婚相手は農作業が出来る人がいいので彩夏は農作業が出来そうなタイプじゃないので駄目だといいました。
しばらくして金谷さんからデートの申し込みがこなくなり 彩夏が会いたいというと ゴルフだから会えないといいます。何度もゴルフで会えないと断られました。会社のお付き合いもあるし、ほんとにゴルフが好きなんだなと思って デートを諦めていました。 そんな時、上司(金谷さん)が彩夏と同期の子と交際してることがわかりました。農家の嫁のことも、ゴルフで忙しいということも嘘でした。なんていう人なんだと彩夏はとてもショッでした。

彩夏にはその時は他にお付き合いしてる人はいませんでしたが 中学の時に思いを寄せてたS君がいました。ほとんどデートらしものはしてなく、中学の時に彼の家に遊びに行った時、S君は中学までアメリカで生活してて転校してきたので外国のコインを持っていました。宝物にしてたようですけど私にくれました。
そして外ですれ違ったS君の知り合いのおばさんに「僕のお嫁さんになる人だよ」とS君が彩夏のことを紹介しました。彩夏はびっくりして顔を赤らめましたが嬉しかったです。そんな甘い思い出がありました。その後、違う高校へ進んだので年賀状だけのおつきあいになってましたが、
ある日S君から 突然電話かかってきて会うことになります。S君は彩夏のことをずっと思っててくれたみたいです。当時は今みたく便利なスマホがなく 連絡といったら自宅や会社に電話することしかできなく、彩夏とS君はそれぞれの生活があった為、なかなか会う日が決まらずやっと会うことができたのですが 金谷さんとおつきあいしてしまったので S君との再会はとても嬉しかったのですが 金谷さんのことがあって彩夏はS君に申し訳なく、好きだったけど思いをちゃんと告げることができませんでした。
S君が彩夏のことを大事に思ってくれていたことがわかっていたので 後ろめたさで ちゃんと返事を返すことができませんでした。 そのままS君から連絡がとだえました。もし上司(神谷)とのお付き合いがなければS君と結ばれていたかもしれません。大切な人を失いました。

上司である神谷さんはひどい人でした 嘘で固めたような人で 彩夏の同期の子も私と同じ思いをさせられ彼女は、実家の近くの新潟の人とお見合いをして会社を辞めることになりました。上司の(神谷)は2人の女性の心と大切な時間を奪いました。
彩夏は後輩の男の人にそのことを話したら 「そんな上司がいるなんて許せないな もし自分が同じとこに転勤になったら嫌だな」と言っていました。社内恋愛は1度何かあると同じ職場での恋愛は難しくなります。新しく好きな人ができても諦めるしかない場合があります。恋愛でも悪い恋愛は人生を狂わせることもあります。
彩夏の場合はその後の恋愛にとても臆病になり、本当に好きな相手でも愛を告白することができませんでした。お友達どまりになってしまい、本当に好きになった人から告白されても返事が言えませんでした。彩夏は自分の方から 元々 意志表示するほうではなかったのですが更に臆病になってしまいました。
R522著









コメント
コメント一覧 (2件)
pr
今回は、職場の上司との出会いと別れについてのお話を書いていただきました。
銀行に就職した彼女は、上司の彼に交際を申し込まれました。最初は嫌でしたが徐々に彼に好意を持ち、付き合い始めることになります。
何度かデートをした後、結婚の話が出ると、彼は実家の農家を継げるような人じゃないとダメだと言います。
しばらくすると彼からデートの誘いがなくなり、何かと理由をつけて彼女と会おうとしなくなりました。
ある日、中学時代から仲の良い男性から連絡が来て会うことになります。
男性は彼女のことをずっと思っていてくれていたようですが、彼女は今の彼との関係を理由に、男性に好きな気持ちを告げられませんでした。
その後、上司の彼は嘘をついて別の女性と付き合った上、地元でお見合いをして会社を辞めてしまいました。
大切な人を失った彼女は恋愛に憶病になってしまい、自分の気持ちを好きな相手に伝えることができなくなってしまいました。
上司と幼馴染との関係で葛藤する彼女の気持ちがとてもよく伝わってきます。
信頼していた上司に嘘をつかれ裏切られショックを受けたこと、その彼との関係のせいで、自分に思いを寄せる相手と結ばれるチャンスを逃してしまったこと。
これらの経験から、前に進めなくなってしまった彼女の傷ついた心が鮮明に描写されています。
とてもリアルで心に残る内容の作品です。
検収者 kitsuneko22
㉚kitsuneko22-10