10年ぶりの恋愛とそこに立ちはだかる困難。恋は結ばれるのか・・

30代の恋愛

離婚して1年が経った。

私は30歳になっていた。

新しい会社にも就職し、心機一転頑張ろうと思っていた。

社会に出るのも久しぶりで、とても不安だった。

30歳。世間からは大人とみられて当然。30歳の人なら出来る”当たり前”とは何だろうか。そんな不安でいっぱいだった。

ある日、同じ課に所属の一人の男性と出会った。Tさんだ。

Tさんはトラックの運転手さんだ。最初はチャラチャラしたイメージで印象が良くなかったのだが、だんだん彼の気さくだけど真面目な感じに惹かれていった。

しかし、彼には彼女が居た。

だから、2人で会うのは避けていたし、こちらから電話かけたりも、ほぼしなかったし、30歳になってからの恋愛は正直どうしてよいかわからなかった。

しかし、年甲斐もなく頭の中は四六時中彼の事で一杯だった。

グループで仲良く

そんな中、私と同じ事務員の女の子が2人入社してきた。

1人は華奢なギャルを卒業したばかりって感じの子で、もう1人はとても背が高くかっこよくて、聞けば同じ出身の中学校の年は一つ下の後輩だった。Mさんだ。

Tさんがタバコを吸う事から、その2人の女の子もタバコを吸うので、3人でよくしゃべっていて羨ましかった。私はタバコを吸わないのに混ざりたい一心で近くに居た。だから4人でしゃべる事も多かった。

Mさんとは近所であることから、頻繁に会って話す仲になっていた。Mさんは婚約者が居て、1年以内に結婚をするという。

私もTさんへの叶わない片思いの話をよく聞いてもらっていた。・・というのは、Tさんは彼女が居るのに思わせぶりな事が多く、期待しては裏切られたような気持ちにしょっちゅうなっていたからだ。それで苦しい気持ちの日が多かった。

Mさんは私を応援してくれていた。Tさんがあなたを気にかけていたよ、と言ってくれたり、気にしているかもしれないね、と言ってくれていたり、期待してしまうような内容だったが、応援してくれていた。

ただ、一つ気になる事があった。

私はとても小柄で、会う人会う人に小さい事をネタにされてきた。全然気にはしていなかった。でもそこへMさんが来ると、Mさんはとても背が高いため、私の小さい事を引き合いに出されて、一緒にいじられてしまうのだ。親子のようだ、と。

直接聞いたことはなかったが、内心、女性が背が高い事をいじられるのは、辛い事ではないか、、と思っていた。

ある日、会社の課長がMさんに野球のチケット2人分をくれたようだ。『Tさんは野球が好きだから行くかなぁ。。?』とMさん。

すると、MさんはTさんを誘いに行った。そして、その日TさんとMさんは2人で球場へ行ってしまった。正直、何とも言えない気もちだった。私の気持ちを知っていたので、私にも声をかけてくれるのかと勝手に期待してしまっていたからだ。

でもチケットをもらったのはMさん。私には何の権利もない。仕方なく、悶々としたままその日は終わった。

みんなでお出かけ

しばらくして、3人で映画を観に行く話が持ち上がった。3週間後位にやる映画で、日にちはまた決めていこうという事になった。Mさんはこの映画は興味がないと言い、もう一人の事務員の子と、Tさんと3人で行くことになった。

3人でご飯を食べて、3人で映画を観た。それだけでとても幸せだった。

またまたその2週間後にまた別の映画を観ようという話が持ち上がった。

今回はMさんも行くようだ。

日にちはまた決める、との事だったが、中々連絡も来なかった。あまりに話が出ないので、そもそも決定してたのかな?という感じだった。私は不純ながらもTさんが行くなら行きたい、と言う感じだった。Tさんに聞きたいけど、動機がバレるのが恥ずかしくて、Tさんに聞けなかった。

数日後、Mさんともう一人の事務員の子が話しているのをたまたま聞いてしまった。映画の話だ。

話ぶりからすると、観に行く日にちは決まっていて、詳細はTさんも知っているような話ぶりだった。まだ私に連絡が来ていないだけだ、と思いしばらく待つことにした。

悲しい現実

 

しかし、どんどんその日が近づいてくる。誰からも連絡はない。私はとても悲しい気持ちになった。Tさんは私に連絡がない事知っているのかな。みんなでハメてるのかな。とても嫌な気持ちが湧いてきて、涙があふれた。

Tさんの前で嫌な奴になるのは嫌だった、でも何とかしたい。

そこで、たまたまその映画の予定の日が私の母親の誕生日だったので、Tさんには『今日映画あるんですか?』と聞き、行くよと言うので、『私は母親の誕生日を忘れていたので、今日は帰ります』とラインで告げた。

『実は約束の日も聞いていなかったのだけど偶然知ってしまい、でも母の誕生日だから、どちらにしてもいけませんでした。』と説明した。

すると、Tさんは『俺も行くの止める』と言ってくれた。私の為ではなかったかもしれないけれど、とても嬉しかった。

しばらくして、Mさんの行動は、私の事を応援しようと見せかけながらも、実は私をあまりよく思ってはおらず、仕事中も私がミスをしてしまうような罠を張る子だった。

とても嫌な思いをしたが、私があまり相手にしなかったので、思うようにいかない度に不満だったようだ。

Mさんは他の人にも同様な事をしており、自主退職に追い込まれてMさんとの関は終わってしまった。もしかしたら、みんなに背の高さをいじられた時から私の事が疎ましかったのかもしれない。それに、あの時の映画の事や、野球の事はもしかしたら嫌がらせだったのでは、と後から思った。

そんなある日、Tさんが私を呼び出した。

『今、彼氏いるの。。。?俺、〇〇ちゃん(私)の事好きなんだけど、、』と・・・。

 

hororo著

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次