
私はA子といいます。
これは私が仕事で出張に行った時の話です。
私はイベント会社に勤めていました。
その出張の仕事は携帯電話やスマホのキャンペーンの仕事でガラポン抽選器等を使ってお客様に笑って頂くお仕事でした。もっと言えば私たちは現場を賑やかに盛り上げて商品をたくさん販売する為のお手伝いのお仕事でした。
この話はその携帯電話やスマホのキャンペーンを行うお店の店長さん・・・つまり今回の仕事を頼んだ、お取引先さんとのお話です。
その店長さんは細身で身長は190センチくらいありました。顔はハッキリ言ってイケメンで26歳から28歳くらいの方だったと思います。

キャンペーン初日、数人のキャンペーン仲間と共に私は千葉の仕事場に到着しました。
店長さんともビジネスとして普通に挨拶をし、仕事が始まりました。
その店長さんはとても仕事が出来るらしく、みるみる内に携帯電話やスマホは売れていきました。
私は仕事がうまくいったので嬉しく思いました。しかしピンチが訪れました。1か月毎週土日に行う今回のキャンペーンの仕事でしたが店長さんが体調を崩し次の週来られなくなってしまったのです。
私は店長さんがいない間も自分の仕事を一生懸命頑張りました。他のメンバーの方も頑張りました。そしてなんとか売り上げを維持する事が出来ました。
するとその次の週に回復して出勤してきた店長さんに「俺がいない間現場を守ってくれてありがとう」とお礼を言われました。
そしてこうも言われました。
「来週で契約が終わるけどA子さんその次の月も来てくれるかな?」
私は喜んでOKしました。
この時は仕事の都合で私が必要だったんだと思いましたが、まさかあんな思いをするとは思いませんでした。

次の週の仕事も成功で店長さんは飲み会で皆の労をねぎらいたいと言って皆を誘っているようでした。私もキャンペーンのメンバーからその話を聞きました。ですが私は飲み会には行きませんでした。飲み会の次の日店長さんは少し遅刻してきました。すっかり仕事仲間として打ち解けていた私がからかうと店長さんは顔を真っ赤にしていました。
こんな事もありました。店長さんは下の名前をマサキさんというそうなんですがお客様でたまたま同じ名前のお子さんがいて「マサキくん、ゆっくり抽選器まわそうね」と言うと店長さんは「A子さん俺、恥ずかしいよお」と言ってやっぱり顔を真っ赤にしていました。
それからこんな事もありました。休憩時間が何人か一緒になった時のことです。店長さんも一緒の休憩でした。「ねえA子さんどうして俺の隣に座らないの?」なんだか怒っているようでした。少し怖く感じた私は店長の横に座りました。
なんだか勘違いかもしれないけどこの店長さん、私に気があるのかもしれない・・・私はそう思いました。

そうこうしている内にまた次の週になりました。日曜日の仕事終わり、帰りの電車に向かっていると店長さんがこっちに向かってくるのです。
私もその時初めて知りましたが、店長さんも出張店長さんだったのです。
グリーンシートに座ると店長さんが隣に座ってきました。そして「A子さん彼氏いるの?」と聞いてきました。私はいると答えました。私には同棲している彼氏がいたのです。
「そうなんだ、俺もね、同棲している彼女がいるんだ、ほら、これ」
そう言うと店長さんはスマホで犬と遠くで戯れている人の動画を私に見せました。顔はわかりません。
「A子さんもさ、彼氏の画像見せてよ」
そう店長さんに言われました。
私は嫌なカンジがしたので私も彼氏の顔がわからない画像を店長さんに見せました。
すると店長さんは「ふうん」とつまらなそうな顔をしました。
「じゃあさあ、A子さんのライン教えてよ」
「えっ」
なんだかプライベートな話ばかりするなあと思ったら連絡先交換?私が「それはちょっと・・・」と伝えると
「A子さん、仕事がなくなってもいいの?」と店長さんは言いました。
取引先である店長さんはなんと圧力をかけてきました。
私は背筋が凍りました。
とても怖かったです。
結局私はラインを教えてしまいました。
店長さんは「やったあ」と子供のように喜んでいました。
その後私は店長さんが怖くなった事と彼氏への罪悪感で出張の仕事をお休みし、上司に言って仕事を変えてもらいました。
その後も嫌がらせ等はなかったので本当の悪い人ではなかったと思うんですがそれ以降その店長さんとは会っていません。
怖い事さえ言わなければイケメン店長さんだったのに・・・今頃どうしているんだろう、あの人・・・
kyousuke著









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