平凡な毎日に現れた実習生

平凡な毎日…
周りを見渡しても女子ばかり…
私は都内の女子高に通う雫(17歳)
進学校の為、規則も厳しくバイトすら許可されていない。
運動が苦手だから部活に入る事も無く帰宅部。
帰宅後は家でゴロゴロしている腐女子だ。
友達も少なく、もちろん彼氏等にも無縁である。
そんな私が「女子力」を上げるための努力を始める事になる出来事が!
いつもの様に登校したある日の朝
ホームルームの時間に担任の先生から
「えー本日から体育の実習に来られた高橋先生をみんなに紹介しまーす」
と言って、男性が教室へ入ってきました。
生徒全員が注目すると
「おはようございます。実習生の高橋です。短い間ですがよろしくお願いします。」
と軽い自己紹介があった。
教室内は一瞬ざわついた。
何故なら…高橋先生は若くてイケメンだったからだ。
女子高ならではの光景だ(笑)
しかし、私は無関心だった。
ホームルームが終わるとクラス中、高橋先生の話で盛り上がっていた。
私は仲良しの優子ちゃんと
「みんな高橋先生の事気に入ったみたいだね、イケメンだし彼女とかいるよね~」
そんな他愛もない話をしていた。
苦手克服のきっかけ

昼休みの後、さっそく体育の授業
私の苦手なバレーボール…
最悪だ、なんで今日バレーなのよ
と不満に思いながら体操服に着替え、優子ちゃんと体育館へ
体育館でみんなが整列し、高橋先生が話し始めた。
「僕は中学、高校とバレーボールをやっていたからバレーは得意です。」
「みんなにもバレーボールを好きになってもらいたいと思うから、楽しんでやっていこう」
そう言って、4組のグループ分けをし、軽く試合をする事に
人数的に私のグループは一人足りず、高橋先生が入る事になった。
私なんてサーブも出来ないのに、試合にならないよ!
そう思っている間に試合が始まった。
当然だが、私の見せ場は全くなく授業が終わる事ばかり考えていた。
そんな事を考えていると、私の所にボールが飛んできたが、何とか腕に当てる事は出来、ボールが高く上がった瞬間、今まで見た事も無い高い跳躍力、しなるようなアタックを高橋先生がキメた!
みんなから歓声の声、ほとんどの人の目がハートマークだった。
体育の授業も終わり、廊下を歩いていると前から高橋先生の姿が!
「さっきのトスは良かったね」
「たまたま腕を伸ばしたらボールに当たっただけです、私運動苦手だから…」
先生は笑いながら
「今度教えてやるよ」
と言って去っていった。
私の中に眠っていた女心

帰宅後、いつもの様にゴロゴロしていると、高橋先生の言った言葉が脳裏に浮かんだ。
気が付いたら鏡の前でお肌の手入れをしている私がいた。
次の日、いつもより早く起きた私は、珍しく髪を整え身だしなみを十分チェックし登校した。
学校へ着くと、職員室に行き高橋先生にバレーを教えてもらいたい事を伝え
高橋先生と放課後、体育館で練習する事となった。
教室に行くと優子ちゃんが
「なんかいつもと違うね、いい事でもあった?」
と聞いてきたが
「え?そう?変わらないよ」と答えた。
放課後までの時間が長く感じた。
やっと放課後になり、緊張しながら体育館に行くと先生は待ってくれていた。
軽くストレッチを終え、バレーの基礎を教わった。
運動が苦手な私はなかなか上手くいかず、ふてくされていると、高橋先生が
「実習が終わる2週間、頑張れる所までやろう」
と言ってくれ私は家にいる時でもバレーの質問が出来るように連絡先交換をダメ元で言ってみた。
すると先生は
「いつでも何でも聞いてくれ」
と言ってlineを教えてくれた。
放課後は体育館で練習し、帰宅後はlineで質問等のやり取りをして楽しい毎日が始まった。
先生へのアタックは決まるのか

そんな楽しい日々にも、終わる日が訪れてしまう。先生の実習最後の日、実習が終われば放課後の練習もlineのやり取りもなくなってしまう…そんなのは嫌だ、寂しい!そう思った私は、告白しようと決めた。
放課後最後の練習をする為、体育館へ向かうと先生が待ってくれていた。先生の顔を見ると練習より自分の気持ちを伝えたいと思い、
「高橋先生、今日までありがとうございました。先生と明日から一緒に練習出来ないと思うと寂しいです。苦手な運動をここまで続けることが出来たのは高橋先生だったからです。自分の気持ちに嘘を言いたくないので…先生の事が好きになってしまいました。実習が終わってもまた会ってもらえますか?」
「気持ちはすごく嬉しい、でも今は学生だから勉強に専念してほしい、社会人になってまだ気持ちが残っているようだったら堂々と会おう」と言ってくれた。
私は社会人になる時を楽しみに自分磨きをしていこうと決意した。
ajiana著anjye著









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