大人気ゲームの新作が発売!

私が小学6年生の頃、大人気ゲームの新作が発売された。
このゲームは、主人公が村に引っ越してきて、住民とコミュニケーションを取りながら自由に遊べるほのぼのとしたゲームである。
私はゲームが大好きなので、迷わず購入した。学校ではそのゲームの話題で持ちきりになっていたので、私も同級生と「どこまで進んだ―?」などといった会話をしていた。
そういう会話をしていたら、女子(以下K)が会話に入ってきた。私のクラスの女子の中では、話題にはならなかったのだ。Kどころか女子とまともに話したことがなかったが、Kはとても優しくて温厚な子で、かなり盛り上がった。
Kとゲームで遊ぶ

このゲームには通信機能が付いていて、一緒に遊んでいる友達の村に遊びに行ったり、自分の村に招待をして一緒に遊ぶことができ、Wifi環境が整っていれば離れていても通信ができるのだ。
KとはWifi通信で遊ぶことが多かった。チャット機能も付いているので離れていても問題なく会話ができる。ゲーム内に季節ごとにイベントが設けられているので、そのイベントを2人で遊んだりして楽しんでいた。
そうして2人きりでゲームをしているうちに、すっかり仲良くなっていた。Kと会話をしていると、どうやらKには弟と妹がいるみたいだった。その弟と妹も同じゲームを持っているらしく、私とKとのやり取りを見て一緒に遊びたいようだったので、それからは4人で通信するようになった。
やがてゲームのブームが去り・・・
ゲームのブームが去り中学生になったが、Kとは今プレイしているゲームやアニメなどの話題について話すようになっていたのだが、学年が上がるごとに部活動が忙しく、Kは生徒会に入っていたため話す機会がなかった。私も野球部の部長をやっていて、莫大なストレスを格闘ゲームにぶつけて解消するだけの毎日だった。
3年生になる
気が付いたら、もう3年生になっていた。3年生の時の修学旅行の班分けで偶然にもKと一緒になった。Kは私を見るなりすぐに話しかけてきてくれた。
この時もゲームの話で盛り上がった。Kは三国志とRPGにハマっているようだった。私も両方ともプレイしたことがあったので、新幹線に乗ってる間は、ずっとその話をしていた。 修学旅行が終わると、またいつもの忙しい日々に戻ったので、また話す機会が減ってしまった。
そして卒業へ・・・
まともに話す機会がないまま卒業式が来てしまった。高校では別々になってしまうので、もう会う機会すらないだろう。
卒業記念として、クラスでご飯を食べに行った。高校に進学するので、私を含めた全員はスマートフォンを所持していた。その時に、KからLINEの交換を求められたので、迷わずに応じた。Kの方からメッセージを送られることの方が多かったが、とても楽しくて高校が始まるまで毎日LINEで会話をしていた。
高校生活が始まり、それから・・・

高校生活が始まってからは、すっかり連絡を取らなくなってしまい、それから6年近く経過していた。Kはもう私のことなど覚えていないのかもしれないが、それすらももう分からない・・・。
iichiko著











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