自分磨きをする中で見つけ出した恋心

【彼女を本気で作る決心】

私はnetsu1といいます。今年で30歳になるこれといって得意なことはこれといってない、平凡な一おじさん(いえ、お兄さん)です。普段は人の心に寄り添う仕事、分かりやすく言うとカウンセラーの仕事をしています。カウンセラーと聞いてみなさんはどんな人をイメージしますか。「人の心が読めそう」「カウンセリングをしている人」・・・それもそうですね。私もそう思っていました。ある意味正解かもしれません。

実は私は心理学の道へ進もうと決める直前にこんなことを考えていました。「もしかしたら人のしぐさや気持ちが分かるようになれば彼女ができるのではないか」。

さあ、大学生になったらかわいい彼女を作って最高のキャンパスライフを送るんだ。そんな淡い期待をもって大学へ進学したわけです。

さて、みなさんに質問です。わたくしことNetsu1に彼女ができたのか。

答えはNo!です。

なぜだかわかりますか。顔が整っていないから、身長が低いから、お金持ちじゃないから。必死で考えました。考えるたびに自己嫌悪になりました。だからその時の愚かな私はこう考えたのです。「ありのままの自分を好きになってくれる人がいたら告白してくれるはずだ」と。そして、待ち続けました。気づけば1年、2年と過ぎ、勉強だけは頑張っていたので学年1位の成績をとって卒業したのは良かったものの、彼女はできませんでした。なぜだろう。今から思えば答えは簡単です。

人から自分がどう見られているのかという視点が欠落していたからです。自分磨きをせず、女の子に声をかけることもせず、実家通いだったため飲み会は全て断っていました。そりゃあ彼女はいくら待ったってできやしませんよね。

私は資格を取得するために大学院を受験していたので、卒業してもそのまま大学院へ進学することが決まっていました。

大学院へ入学するときに私は思いました。あと2年したら社会人になる。社会人になったら彼女を作るのが難しくなると友人も言っていた。このまま彼女がいないままなのか。

そんなの嫌だ。心の底から思いました。だからやれることから小さいことでもいいからやってみよう。そう思うようになったのです。

【少しずつ始めた自分磨き】

まず女性はどういった男性を好きになるのか、どこに注目しているのかということをリサーチするところから始めることにしました。ネットを検索し、あらゆるページを読み漁りました。少しでも自分を変えていきたい。その一心でした。そうするとある共通点が見えてきました。服装、身だしなみ、清潔感。こういったことが基本でどうやら必要になるだろうということが分かってきました。さっそくコンビニに行ってファッション雑誌を数冊買い、ページをめくりました。カッコいいモデルさんがカッコいいポーズで、写っています。自分と比べて「こんなに違うのか…」落ち込みましたが、何とか近づこうと服の値段を見ました。すると、数万円もすることが分かり自分には到底買えないことに絶望したのを覚えています。どうすればいいのかと困り果てて、同級生の女の子に「オレの服どう思う?」と相談してみました。そうして飛んできた痛烈な一言。

めちゃくちゃダサい

わかってはいたけど、強烈な言葉のボディーブローをくらった私は倒れそうになりながらも踏ん張って何が足りないのか聞いてみました。すると、服の色合いが合っていない、サイズ感が合っていないということが分かりました。服の色合いは勉強しないと分からないけど、サイズ感は調整できるかもしれない。そう思いその日のうちに私は服屋さんに駆け込み、店員さんに鬼気迫る表情で自分に合う服をくださいとお願いしました。結果的に私は自分の体形からすると、ワンサイズ大きい服を好んで着ていたようで、服に着られているという印象を持たれていたことが分かったのです。新しく買った服を着て鏡を見ながら私は思いました。「これがサイズ感があうということなんだ」「少し気をつけるだけでこんなに印象が変わるんだ」と嬉しくなったのを覚えています。次に、注目したのは清潔感です。清潔感の有無というと抽象的になってしまうのですが、具体的にいうと、髪がきちんと手入れされているか、ひげはそれているか、爪は伸びていないかなどとても基本的なことができていることで清潔感があると言えるのかなと考えています。ひげや爪の手入れもしていたし、朝起きて寝ぐせも直しているから大丈夫だろうと思っていました。ただ、私の意識はまだ足りなかったようです。もともと私は長めの髪の長さが好きで、目にかかるくらい髪を伸ばすのがカッコいいと思っていました。でも、周りから見るとぼさぼさの髪になっているように見えていたらしく、気づかないうちに見た目で損をしていたようです。ただ、このときはショックや落ち込みというよりも自分磨きをすることで少しずつ変わっていく自分を楽しんでいたのかなと思います。

【ゼミで一緒に活動していた彼女への恋心】

自分磨きを初めて1年。少しずつできることを進めていて自信もついてきていたある日。自分の恋心を自覚するタイミングが訪れました。お相手は3つ年下の女の子Aちゃん。当時お世話になっていた先生のゼミに所属している子でした。とてもまじめな子でもちろん顔も好みで気になる存在ではあったのですが、たまたま自分が興味をもっていた分野をAちゃんも研究の対象にしていたこともあり、よく話すようになっていたのです。会えば自然と目で追っていたように思います。もっとこの子のことを知りたい。自分のことをどう思っているのだろう。そんなことを家に帰ってもずっと考えている自分に気づき、これが好きってことなのかもしれないと思ったわけです。さて、こうなったらAちゃんを彼女にしたいと思うわけですが、どうすればいいのかわからない。困り果てました。なにせ恋心を自覚したのが大学院修了間際の1月くらいだったのです。時間がない。2か月たてば当時県外に就職が決まっていた自分はAちゃんと物理的に離れてしまうわけですから、お付き合いするタイミングがなくなってしまいます。

うまくいかなくても気持ちだけでも伝えたい。今までであれば受け身だったにもかかわらず、自分から気持ちを伝えたいと思えるようになっていたのは大きい変化です。なにか良い方法はないだろうか、そんなことを思いながら悶々と数日を過ごしたのを覚えています。

 

n598著

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 今回は、自分磨きをする中で見つけ出した恋心についての物語を書いていただきました。

    心理学の道に進む上で、相手の気持ちが分かれば彼女ができるかもしれないと淡い期待を抱いてスタートした学生時代。
    しかし、そう簡単にはいきません。何がダメなのか?容姿、お金といろいろな原因を考え自己嫌悪に陥る著者。
    そこで考え付いたのが、「ありのままの自分を受け入れてくれる相手を待つ」こと。しかし、それではいつまで経っても彼女は出来ません。
    そしてようやく「人から自分がどう見られているかという視点が欠如している」ことに気付いたのです。
    一般的に好かれる男性像と自分とを照らし合わせ、同級生の女子からの痛烈な指摘も受け入れ、著者は自分磨きに励みます。
    徐々に自信も付いてきたある日、3つ年下のAちゃんに恋をします。しかしその恋心に気が付いたのは、大学院修了間近の時期。
    上手くいかなくても自分の気持ちを伝えたいと、自分の中に大きな変化を感じていた著者。
    どうすれば伝えられるかと、悶々とした日々を過ごしました。

    恋愛と自己成長について書かれた学びのある内容です。
    自己分析し、客観的な意見も取り入れながら、コツコツと努力を重ねる著者の人柄が、読者に良い印象を与えます。
    ユーモアあふれる文章でとても読みやすく、読者の心を惹きつける作品です。

    検収者 kitsuneko22

    ㉑kitsuneko22-10

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