日本人留学生に恋をしたメキシコ人オタクの大変身!その先は・・・

メキシコにオタクっているの!?

日本が世界に誇る文化、アニメ。メキシコにもアニメが好きな、いわゆるオタクと呼ばれる人たちはたくさんいる。

大学生のアレックスもそんなオタクのひとり。

性格は暗く、人付き合いもあまり上手ではない。これまでの22年の人生で彼女はおろか女の子ともちゃんと喋ったことがない。

しかしそんな彼がひとりの日本人留学生の女の子に恋をする。

彼女の名前はアサミちゃん。日本の大学から交換留学生としてこの街にやってきた。

2人の出会い

アレックスは小さいころからアニメが好きで、日本の文化にも興味があり大学で日本語の勉強をしていた。

大学では毎年、日本人留学生のための歓迎会が開かれる。

そしてそれに参加していたアレックスはアサミちゃんに一目惚れしたのだった。

でも、女の子とロクに会話したこともないアレックス。もちろん自分から積極的に声を掛けられるはずもなく、楽しそうに友達と話す彼女をただ遠くから見つめるだけだった。

生まれて初めて経験する胸が締め付けられるようなこの想い。

どうにかアサミちゃんと仲良くなれる方法がないだろうか?アレックスの眠れない夜は続いた。

そんなある日、アレックスが大学の授業の終わりに日本語クラスの教室の前を通ると、もう授業はとっくに終わっているにもかかわらずメキシコ人学生と日本人留学生の何人かが集まって勉強していた。

そしてその中にアサミちゃんの姿があったのだ。

アレックスは「これだ!!」と早速クラスメートに相談すると誰でも自由に参加できるということ。早速翌日から勉強会に参加することにした。

とは言っても、一緒にいる時間が増えただけで一向にアサミちゃんと仲良くなることのできないアレックス。

時間だけがもどかしく過ぎていく。

2人の意外な接点とアレックスの決意

しかしそんなある日、二人の距離を縮める出来事が起こった。

その日は勉強会の終わりにみんなでカフェに行こうという話になった。

その席で好きなアニメの話題になり、なんとアレックスとアサミちゃんが好きなアニメが一緒だったのだ。しかも2人以外は知らないようなちょっとマニアックなもの。

聞くとアサミちゃんもアニメが大好きで2人はこの出来事をきっかけに意気投合。

その後2人の会話は少しづつ増えていき、勉強会でもいっしょに勉強するようになっていった。

アサミちゃんと一緒にいる時間も増え、お互いアニメ好きということで会話も弾む。アレックスの彼女への思いは日に日に募っていった。

しかし鏡の中に映る自分はいかにも自信なさげに見え、思わず目を逸らしてしまう。

「俺がもっとカッコ良くて、明るい性格だったらなぁ。。。」

ある日の勉強会の終わり、その日は恋愛の話題で盛り上がっていた。

好きな子を目の前に話題にも入っていけずテーブルの隅で小さくなっているアレックス。

こんなにも自分が情けなく惨めに思えたのは生まれて初めてだった。

悔しくて仕方なかった。

自分を変えたい。。。

アレックスはアサミちゃんに告白することを決意した。

とはいえ、だれの目から見てもイケてるとは言い難いアレックス。

しかしアレックスの意志は固く、その翌日からジムに通うようになった。

トレーナーの指導により食生活も改善。

アレックスの執念のダイエットは2か月半に及び、彼の変化は誰の目から見ても明らかだった。

そしてダボダボになった服とジーパンを買い替え髪を切りいよいよ告白する日を迎えた。

 

決意の告白!!そして。。。

アレックスはクラスの終わりにアサミちゃんをカフェに誘った。

テラス席に座る二人。夕日が二人を眩しく照らす。

告白のタイミングを見計らいながら話を進めるアレックス。

そんなこととは知らず会話を楽しむアサミちゃん。なかなか言い出せないアレックス。時間だけが刻々と過ぎる。。。

ひと通りの話が終わり、会話が途切れた。

その一瞬の間、アレックスは覚悟を決めた。

「今日アサミちゃんを誘ったのには理由があって、どうしても伝えたいことがあるんだよね。実はおれアサミちゃんのことが。。。」

驚いた表情のアサミちゃん。

真っすぐ彼女を見つめるアレックス。

一瞬の沈黙の後、彼女は首を横に振った。

アレックスの告白は失敗に終わった。

彼女と別れひとりの帰り道、アレックスの心は穏やかだった。

それは失恋という結果と引き換えに、彼が2か月半の努力によって手にした成長の証だった。

ダイエットに成功したアレックスはその後もトレーニングを続け、別人とも言える強靭な肉体を手に入れた。

彼はアニメオタク系マッチョ君に大変身を遂げた。

すっかり自分に自信を持てるようになったアレックス。

程なくして人生で初めての彼女が出来たことは言うまでもない。

 

sohei著

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