先輩と後輩

私と彼は中学校で知り会った。年齢は1つ違いの先輩と後輩。
私が一目惚れをして、毎日ずっと彼の事が頭から離れなかった。
彼にはお付き合いしていた彼女がいた。
私は自分の気持ちを伝える事ができず彼が卒業する時に手紙を書いた。
彼から口頭で「手紙ありがとう」と言われて、もっと好きになってしまった。
その後はお互いに彼氏、彼女がいました。でも私は彼の事がずっと気になっていました。
「諦めも肝心なんだよね。ご縁はないけど私の中ではあの人は憧れとしよう。」と思ってきた。何年経っても心のどこかに彼がいて忘れることもなかった。
10年が経ってから
それから10年が経ち、番号の知らない携帯が鳴る。携帯をでると彼からでした。
凄くびっくりして、とてもうれしくて、言葉にできないくらい感動して涙がでました。
友達を通して私の携帯番号を探していてくれたみたいです。
その時は私も23歳、彼は24歳。お互いお付き合いしている人もいなくて
私と彼で食事に行ったり、映画に行ったりと会うことが頻繁になりその後お付き合いすることになりました。
彼は、私の事「愛してるよ」「大好きなんだよ」「好きすぎて胸が痛い」と沢山言ってくれた。
それから1年後いきなり連絡がつかなくなり、友達や知り合いに聞いても行方が分からなく
最後に連絡をしたのは、彼のお母さんでした。
ものすごく暗い声で「あの子は亡くなったの」と一言。
絶望し、私は携帯も持てないくらいその場で泣き倒れた。
原因は病死でした。私には病気の事を話してくれなかったのは心配させたくなかったからなのでしょうか。
この10年以上の思い続けてきたわたしの思いはどこにぶつければいいのか。
涙がとまらない
毎日、朝がきて、昼がきて、夜がきて、24時間が何もなく過ぎてしまう。
心の中が無の状態だった。仕事も集中できず、彼の事を思い出す度に涙がとまらない。
仕事場のトイレで泣き、公園で泣き、家で泣き、移動する度に泣いた。
私は仕事を辞めてしまい1か月間、無職でした。
毎日途方にくれて、なにもせず日々が過ぎていった。
彼のお母さん
1か月が過ぎた時の事、いきなり彼の番号で私の携帯が鳴った。
すごくびっくりして、携帯を出てみると彼のお母さんからでした。
「ごめんね。こんなことになってしまって。でもあの子はきっと見守ってくれている。だから、あなたもわたしも頑張らなくてはいけない。あの子の事、好きでいてくれてありがとう。いつでも電話してきなさいね。」と言ってくれました。
彼とお付き合いしているときも、彼のお母さんも私を可愛がってくれました。
家族でお出かけをしたり、食事にいったり、思い出がいっぱいです。
大好きでたまらなかった彼の事、今もこれからも一生忘れることはない。
人生の中で、私の気持ちを受け止めてくれて、私の恋愛を叶えてくれてありがとう。
知り会って10年、お付き合いをして1年。
たった1年しか一緒にいれなかったけど、彼との思い出はこれからもずっと
私の心の「宝物」です。
s106著













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