出会いは突然訪れる。
よく聞く言葉だけど、ほんまにそーなんやろか? と思う方もたくさんいますよね?
でも、私の場合はその通りでした。
大阪が産んだ稀代の名シンガーソングライターaikoのライブでそれは起こりました。
当時、私は社会人2年目。
彼女もいない、残業につぐ残業で毎日へとへとになっていた私の唯一の楽しみは大好きなアーティストのライブでした。
二ヵ月前から休み希望を出し、無事チケットも手に入れ、あとは新しく出たアルバムを聴きこむだけだ! と意気込み、その日を待っていました。
恋愛の歌の女王aikoはよくこう言います。 「aikoのライブは出会い系やで!」
確かに、aikoのライブはとても楽しく、近くの席の人と意気投合する事も珍しくありません。
しかし、陰キャな自分には関係ないや。。。 と思っていたのですが。
いつもは友達と一緒に出掛けていた私ですが、その日はあいにく友達の都合が悪く、一人での参戦でした。
そして、開演30分前そわそわしながら自分の席でaikoの登場を待っていました。

その時でした。
一人の女子(注1:aikoのライブでは男性の事を男子、女性の事を女子と呼びます)が私の隣に座りました。 そう、15年後現在の私の妻です。
初めは小柄な可愛い子が隣でラッキー! くらいだったのです。 が、ライブ中に好きな曲が一緒だったり、ジャンキー具合が似ていたり(注2:aikoファンの事をaikoジャンキーといいます)
すっかり意気投合しました。 しかし、あっという間にライブは終わり、帰る時間に。
女子もちょうど同じような理由で一人で参戦していました。
普段は陰キャな私は女の子にナンパまがいの事などはした事はなかったのですが、その時は勇気を振り絞ってライブの後に「お茶でもどう?」と誘いました。
今でもその時の声が震えていたのを思い出します。
その後、慣れない深夜のファミレスへ二人で行ったのですが、お客さんがいっぱいで入れず駐車料金だけ取られた時は、顔から溶岩が出てるのかと思うくらい真っ赤になりました。
この時の事は今でも妻から笑える失敗談としてあちこちで語られています。 (ある意味のろけですね)
無事、メールアドレスを聞き出せたのはよかったのですが、すぐに第2の関門がやってきました。
私の出身地は冒頭で少し関西弁が出てしまったのでバレバレですが、女子の方はなんと雪国だったのです。
私の方はジャンキー女子に一目惚れだったのですが、これなら恋愛成就しても遠距離恋愛やんけ! とあきらめそうになりました。
しかし、どうしてもあきらめきれず、聞き出したメールにくだらないことから、大きな悩みなどなど、たくさん連絡を交わしました。

そして、ジャンキー同志何か繋がるものがあったのでしょう。 無事、恋愛成就し2~3ヵ月に一度しか会えませんでしたが、仲良く彼氏彼女をする事ができました。
遠距離恋愛は大変だと言いますが、お互いに仕事が忙しく、がむしゃらに働く若い時期だったこともあり、それほど苦痛には感じませんでした。
逆に会える日を楽しみに、日々の仕事にがんばれたのかなと感じます。
会うときは自然に二人の中間地点の北陸地方が多くなりました。 会う=小旅行のようなイメージで、旅先でぶらぶらするだけでも楽しい。
現在遠距離恋愛中の二人にも、ぜひこの中間地点しらみつぶしに観光する作戦は決行していただきたいです。
そして、山もあり谷もあり、無事結婚し、今では3児の父です。
私は雪国に引っ越し、冬場は毎日慣れない雪かきに追われています。
自然いっぱいのこの地で、元気よく育つ子ども達を見ていると、妻には感謝しかありません。

人生は選択の連続である。 と偉い人は言ったそうです。 初めて聞いたのは二十歳くらいの頃だったでしょうか。 その時は本当に何も感じなかったのですが、
今ならわかります。 まさに人生は小さな選択の連続。 選択に後悔しないように、これからも日々暮らしていけたらいいなと思います。
あの時、勇気を出してナンパしていなかったら・・・。
aikoのライブでテンションが上っていなかったら・・・。
ライブに行かなかったら・・・。
ライブに友人と一緒に行っていたら・・・。
仕事が休めなかったら・・・。
少しずつ選択していった結果
こうして今まで全く知らかった人と長年連れ添う事になりました。
私と妻の時間が初めて交わったのは、aikoのライブ。
そこを逃せば、2度と交わる事はなかったかもしれません。
出会いは突然訪れる。
人生って何が起こるかわかりませんね!
t492著




コメント
コメント一覧 (2件)
pr
今回の作品は、ライブで偶然出会った男女のお話です。
友人の都合が悪く、大好きなaikoのライブに一人参戦する男性。
偶然にも、同じく一人参戦していた女性が自分の隣に座ります。
勇気を出して話しかけると意気投合!
しかし相手の女性と住む場所は遠く離れていました。
一目惚れした女性を諦められなかった男性は、頻繁に連絡を交わしながら2、3か月に一度会う遠距離恋愛を楽しみました。
今はその女性と結婚し、3児の父親として女性の故郷で生活する男性。
一つ一つの偶然と小さな選択の連続で、男性は今の生活を築くことができました。
人生は小さな選択の連続で、それが一つでも違うとその後の人生も大きく変わってしまうかもしれません。
今回の作品は、男女の出会いを通してそのことを考えさせられる素晴らしい作品に仕上がっています。
検収者 kitsuneko22
③kitsuneko22