SNSで知り合った彼. . . . 最悪の女たらしだった!

新たな出会い

社会人になって家と職場の往復の日々。

学生時代のように友達とワイワイ言いながら遊ぶこともめっきりなくなり、「このままこうやって退屈な人生で終わるのかなぁ」と変わり映えしない日々を退屈に思っていました。

ある時ふと、昔アカウントだけ作って放置してあったとあるSNSの存在を思い出しました。

「試しにちょっとやってみるかー!」

久々に起動していろいろ見てみると、私の好きなアーティストのファンが集うコミュニティがありました。

早速参加してみてると、数人のメンバーが語り合っている様子。

私は少し様子を見ようと、しばらくチャット欄を眺めていました。

すると一人のメンバーからメッセージが届きました。

「初めての子?気軽にチャット入ってきてね!」

分かりましたと返事を打ち、恐る恐るチャットで挨拶をする私。

そこのメンバーは皆親切で、私はすぐにその場に馴染むことができました。

チャットでしばらく語った後、また先ほどのメンバーからメッセージが届きました。

「今日は楽しかったよ!ところで君どこに住んでる?今度、近場に住んでるメンバーでオフ会するんだけど近かったら参加してよ!」

今日コミュニティに参加したばっかりでずいぶん突然だなぁと驚いたものの、最近一人で退屈だったし趣味での出会いが欲しいとも思っていたので、快くOKと返事をしオフ会に参加することにしました。

主催者の彼

オフ会当日、待ち合わせ場所のレンタルカフェに向かうと10人くらいのメンバーが集まっていました。

「君○○ちゃんだよね?俺、メッセージ送ってた主催の△△です!よろしくね!」

声をかけてくれたのは、△△という清潔感のある気さくな男性でした。

気配り上手でニコニコと愛想もよく、周りを盛り上げるのがとても上手い……

オフ会が始まり、楽しい時間を提供してくれているそんな彼は、私にはとても魅力的に見えました。

そこでは彼を含めて何人かのメンバーと連絡先を交換し、オフ会は何事もなく順調に終わりました。

その日の夜、また△△からメッセージが届きました。

「今日楽しかったね!今度の日曜日二人で遊びに行かない?一緒に趣味の話とかしたいな!」

これってデートの誘い?

グイグイ来る△△に戸惑う反面、魅力的で少し惹かれているのが本音。

「いいよ!日曜日遊びに行こう!」

メッセージにそう打ち込む私。

少し興奮気味で心が浮き立っていた私は、たったその数文字を打つのに何度も画面のタッチをミスするほどでした。

二人でデート

そして日曜日。

待ち合わせ場所に行くとすでに彼はそこに待っていました。

「お待たせー!誘ってくれてありがとね!」

「うん!○○ちゃんともっと仲良くなりたいから!」

そう言ってくれた彼。

ニコニコと笑いかけてくれる笑顔はとても輝いていて、より一層魅力的に見えました。

その日、一緒に買い物をしたり近くのカフェでお互いのことを語り過ごしました。

好きなアーティストが一緒なこと以外も、別の趣味も同じく彼も好きなこと。ファッションの好みも、食の好みも近いこと。

話していくうちに、お互いの共通点がとても多いことに気づき、私も彼も一気に良いムードになっていきました。

それから週一回のペースでお互いに会うようになり、自然に付き合う形になっていました。

彼の秘密

ある日、一緒にレストランで食事を楽しんでいるおり、彼がお手洗いに席を立った時のことです。

テーブルに置いてあったスマートフォンにひっきりなしに通知が来ているようで、そのたびにバイブレーションが鳴っていました。

3度鳴った時に私はつい出来心で彼のスマートフォンを覗いてしまいました。

するとそこには、少なくとも7人ほどの知らない女性の名前が載っていたのです。

そのうちの一人からメッセージが届いているようで、それは次にいつ遊べるのかという内容でした。

一気にすべてを悟った私。

彼が戻ってくる前にスマートフォンをもとの場所に戻しましたが、今まで彼を思っていた気持ちだけはもう戻ることはありませんでした。

彼がお手洗いから帰ってきて、私はニコニコと優しく「おかえり」と言いました。

その日一日は私は何も知らないフリをして彼と遊びました。

そしてその日の夜寝る前、彼の連絡先をブロックし、SNSのアカウントとともに削除。

きっと彼はあの優しい笑顔をいろんな女性に向けていたのでしょう。

私はその一人で、彼の遊び道具の一人だったのでしょう。

その日の夜は、悲しさと怒りで眠れない夜になってしまいました。

コミュニティ崩壊

それからしばらく経ったある日、SNSで連絡先を交換していた女性の一人からメッセージが届きました。

「突然SNSやめちゃって心配だったんだから!△△となんかあったんでしょ?」

彼女は私と△△のことを知っているようでした。

彼女は私に、その後のコミュニティの状況を教えてくれました。

△△はコミュニティの大勢の女性と関係を持っていたこと、私がSNSをやめてからすぐに別の女性が△△とトラブルになり、コミュニティ全体にそのことが知れ渡ってしまったこと。

結果的にそれが原因で、コミュニティ自体が解散になってしまったということでした。

新たな彼氏

私は彼女に別のコミュニティに誘われ、新たなSNSアカウントを作り、今はそこで出会った最高の彼氏と付き合っています。

△△が今どこで何をやっているかはわかりません。

ただ私の今の彼氏のように、一人の女性を大切にできる男性になっていてほしいものです。

 

osako著

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