初彼と別れ

3年半付き合った彼氏と別れた。
まだお互い若かったけれど結婚も考えていた。
私は二十歳で、現在はフリーター。彼とは私が高校3年生の時に出会って、付き合い始めた。相手は3歳年上だった。3歳年上とはいえ、社会人3年目で、まだまだ初々しかった。
今まで、別れたり戻ったりを繰り返していたけど、今回はもう最後だろう。
なぜなら、今まで別れたのは全部向こうから言ってきたもので、私は振られる側だったのだが、今回は私に好きな人ができた為の別れとなった。
今まで振られるたびに自分には彼しかいないと思い、この世の終わりだと感じ、周りの友達が良かれとどんなに”他の恋愛へ”とアドバイスをしてきても、私は聞く耳を持たなかった。
そしてしばらくするとヨリが戻る、という繰り返しだった。
今思えば、彼しかいない、という気持ちがうなずける。当時のその彼は人生で初めての彼氏だったからだ。その彼と離れてしまえば、私には他の人に目を向ける等到底考えられなかった。彼氏が欲しいのではない。『彼がいい』のだ。
3年半。居て当たり前の存在。
別れは残酷だ。その当たり前の人が別れたとたん、見ず知らずの他人にでもなったような気分だ。万が一顔を合わせてしまおうものなら、互いに初対面かのような装い。悲しい。
そんな私が新しい職場で他の人を好きになったのだ。
別れた彼に申し訳ない気持ちと、私、他の人を好きになれるんだという、恋愛感情への自信とが交差していた。
その別れはクリスマスの時期だった。20年も前の話だが、意外と今でも忘れられないクリスマスとなっている。
新しい彼と

そして別れて早々に新しい好きな人と付き合うことになった。とても楽しくてうれしくて、毎日があっという間に過ぎた。年が明けると私の誕生日だ。新しい彼は人生で初めて作った、と手作りケーキをプレゼントしてくれた。
正直前の彼を完全に忘れたわけではなかったが、十分新しい恋愛を楽しんでいた。
新しい彼とはその後沖縄へ旅行も行った。ドライブをして、夜景を見て、海を見に行った。
それは前の彼と別れて1年が経っていた。
そんな彼と順調な時、煙草を吸う・吸わないというとても些細な事から大喧嘩へと発展していった。1週間口も聞いてくれず、イライラするし寂しい。
そんな時、前の彼からメールが来た。どうやら前日本屋さんで私の後ろ姿を見かけたらしい。声をかけてくれたらよかったのに!!などとやり取りをする。
久々で楽しかった。
すると急にメールの内容がシリアスな感じになった。
『時が戻ればいいのに』
彼がそう言ってきたのだ。
私と別れて新しい彼女ができたそうだが、気が合わないうえ、私の事が忘れられない様子だった。
その時買い始めたというペットには、私が彼を呼んでいた時の呼び名が付けられていた。
一瞬『キュン』としたが、ときめき、というより心が痛い感じがした。喧嘩中とは言え、私は現在の彼の事で頭がいっぱいだったので、ごめんね、、と謝った。
思わぬ感情

それから半年後、私は学生の時の後輩子と食事へ出かけた。その子は前の彼の事を知っている子だった。
食事も終わりかけたその頃、その子が『〇〇さん結婚するそうですね!』と言ってきた。
それは前の彼の名前だった。
私は自分に好きな人が出来た事で別れてしまったので、結婚相手が見つかるなんて本当に良かった、とその子にも伝えたし、本当にそう思っていた。
。。。。。と思っていた?
ん、なんだこの気持ちは。
後輩と食事へ行った次の日から、元カレの事が頭から離れないではないか。もう結婚するんだよ?私にも彼がいるでしょ?でもつい半年前はまだ私とヨリを戻したいような事を言っていたのに、、、。
この日から私は3年以上に上り、この気持ちに執着することになった。忘れようとしても頭から離れないのだ。
離れたのは私の方なのに、彼が誰かのものになるなんて、、、そんな自己中心的な気持ちだったがどうにも収まらない。
喉から手が出るほど、元カレを手に入れたい気持ちになった。
彼が引っ越したという近所のスーパーへ行ってみた。もしかしたら会えるかもしれない、と思って。
自分は今付き合っている人がいて、相手は結婚する予定の人がいるのに、必死に化粧を直して、会いたい気持ちで一杯だった。
すると、偶然そのスーパーから元カレが出てきた。
何と言うか清々しい、もう私のこと等みじんも思っていないのがはっきりわかるような出で立ちだった。
結婚する予定の人は、『ビビッ』と来たらしい。あぁ、私とはそんなのなかったんだな。。
こんなに何年も引きずる事になるとは思わず、その時付き合っていた人の事も好きだったけれど、気持ちの大きさが全然違う事に気が付いたがもう遅い。
現在元カレはあれからすぐ結婚をして、二人のお子さん幸せそうに暮らしている。私は、現在は結婚をしたが、今の旦那さんと出会うまでこの元カレの事が忘れられず、とても苦しい時を過ごすことになった。
miho著









コメント
コメント一覧 (1件)
pr