席替えで隣になった子に

これは高校2年生のときのお話。

大体の学校では学年が上がるとクラス替えがある。学生の楽しみといっても過言ではない。

「○○ちゃんと同じクラスになれるかな。」

「今年こそは彼女作るぞ!!」

といった思いを胸に張り出された紙に目を向ける。

自分のクラスは4組。元々仲が良かった友達が数人いて安心した。

時が過ぎ、1学期中間考査が終わり担任が言った。

「来週の月曜日の7時間目に席替えをするぞ~。」

(このクラスになって初めての席替え誰が隣なんだろう。)と私は思った。

 

目次

話のきっかけ

 

席替えで隣になったのは話したことのない女子だった。

私は硬式テニス部に所属していて、隣の女子は女子ソフトテニス部に所属していた。

活動場所が同じだったため、顔見知り程度ではあった。

お互い人見知りで、授業中のペア活動以外の時間の会話は0だ。

だが、ある日彼女がリュックから私の好きなアーティストのクリアファイルが出てきた。

私は咄嗟に

「え!?○○好きなの!?!?自分も好き!!」

と言った。すると彼女は、

「そうなの!自分以外で好きな人初めてだよ。」

2人はすぐに意気投合し、そのアーティストの好きな曲の話をしたり

グッズを見せ合ったりした。

私はその日の夜に彼女とLINEを交換しアーティストの話以外にもクラスの話や勉強の話をたくさんした。

しかし、あっという間に1学期の期末考査が終わり、席替えをする時が来た。

案の定彼女と席は離れ、私は窓側、彼女は廊下側と結構席が離れてしまった。

席替え後、数週間が経つと夏休みだ。

私が通っていた高校は進学校で夏休みといっても夏期講習があった。

授業と授業の間の休み時間はもちろん、部活の活動場所が同じだったため、

テニスコートでも話す時間はあった。

そんなこんなで夏休みが終わり、二学期が始まった。

初めてのお出かけ

私は前々から彼女と「いつかご飯に行きたいね。」と話していた。

彼女は賛成してくれたが、なかなか誘えなかった。

ある日、学校が午前で終わる日があった。

「これはチャンスだ。」

と思い、いざ勇気を出して誘った結果二人でお寿司を食べに行くことになった。

初めてのお出かけ。うまく会話が続くのかドキドキした。

結果はとても楽しかった。帰りはプリクラを撮ったり、満腹なのにアイスを食べたり

ほんとに充実した。「またご飯食べに行こ!」

そう言って二人は家に帰り、また日常が過ぎていく。

私はこの時彼女のことが好きだったのだろうか、自分でもよくわからない。

あと一歩、なかなか足を踏み出せず

自分で好きかもと感じるようになったのはこの年の冬。

3年生が近づき、大学受験に向けて頑張らなくてはいけない時期。

受験生になると気軽に遊びには行けないことは承知していた。

だから、「次ご飯に行ったときに勇気を出して告白しよう。」と思った。

私たちは学校終わりに焼き肉を食べに行った。

そしてバイバイと言い、あと一歩、「好き」が伝えられなかった。

彼女と別れてすごく後悔した。いまでもなんで言わなかったんだろうと思う。

3年生に進級し、6月に部活を引退。いよいよ受験生としての夏が始まる。

学校で話したり、家でLINEすることはあったが学校終わりやプライベートを共にすることはなくなった。

2人とも大学には推薦で受けようと考えていたため11月に受験を控えていた。

「受験終わって受かったら絶対にご飯行こ、そのためにがんばろ。」

そう約束した。なんとお互い合格できた。

「今度こそ告白するぞ。」そう決めた。

だが、自分は自動車学校、彼女はバイトでなかなか予定が合わず、

12月に約束したものの実際行けたのは2月になった。

ついに想いを告げる。だが、

久しぶりに遊んだからか、心がもやもやしていたからかこの日はふわふわしていた。

ほんとに今日言えるのか、いや言うしかないよな、いろんな感情が入り混じる。

ご飯を食べ終え、カフェに行き、プリクラを撮り、いつものルートだ。

この日はバスではなく歩いて帰った。

大学の話をしたり、恋愛の話をしたり、そしてついに別れるとき、私は

「実はずっと好きだった。」と伝えた。あまりの発言に彼女は驚きを隠せない。

自分もこれが人生ではじめての告白。どんな顔をしていいのかわからない。

だが、いまから付き合ったら遠距離恋愛。彼女は地元の大学に進学するが私は関東に行く。

なかなか会えないということもあり、私は今から付き合おうとは思っていなかった。

結局その場で彼女からの返事は聞けず、そのままバイバイした。

数10分後、彼女から長文のLINEがきた。

「自分が好きなのかはわからない。でももし告白されていたら絶対付き合っていた。」

という内容だった。私は2年の冬の自分を殴りたいほど後悔した。

その後、高校を卒業し、私が引越しをする2日前に遊びに行った。

何事もなかったかのように楽しめた。

大学に進学しても連絡は取り続けている。ふと思う、

「自分まだ好きかも。」と。

彼女は大学を卒業したら上京したいらしい。もし今の想いがこの先も消えることなく

胸の中にあり続けたら、4年後告白しよう。

そして、友達以上の関係になれたらいいな。と思う。

4年後の自分どうなっているかな。

dzfjh25著

 

 

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • daichi1027さん

    初めての投稿をして頂きまして有り難う御座います。

    それでは早速検収をさせて頂きます。

    今回の作品は、高校2年生のクラスでの男女の交流を記事にして頂きました。

    爽やかで溌剌とした雰囲気が良く出て居ます。

    文章事態は巧みとは言えませんが、読者には気持ちの良い作品となっています。

    ライターが大切にしていかなければならない要素がイッパイあり、嬉しい内容です。

    高校2年となり、友達も増えていくなか席替えをする事になりました。

    クラスでは、みんなそわそわして不安や戸惑いの表情を見せていましたが、徐々に落ち着きを取り戻します。

    そんな席替えで隣になったのは話したことのない女子、でも同じテニス部だったことで顔は知っていました。

    ある時彼女がリュックから彼の好きなアーティストのクリアファイルを出したことを切っ掛けにデートが始まります。

    二人はともに3年生に進級し、6月に部活を引退。いよいよ受験生としての追い込みの夏が始まりました。

    そして大学生となった二人はどの様に変化して行くのでしょうか!

    只、「好きです」ではなくもっと熱い想いを彼女は欲しかったのでしょう。

    この先の展開が読者にとっては興味を惹きます。

    大変良い内容でした、有難うございます。

    それでは今回の検収はこれにて完了とさせて頂きます。

    次回からはメッセージ覧へのファイル添付は必要ありません。

    ご自身のサイトにて記載されることで投稿となっております。

    また、次回より「アイキャッチ画像」もお忘れ無く宜しくお願い致します。

    次回も同じ「テーマ」となります。

    どうぞ宜しくお願い致します。

    井上保夫

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