気持ちを言葉にする大切さを知った。5年以上連れ添った彼女との結末とは

私が大学3年だった際の年末に、5年以上付き合っていた彼女と別れた。

小さなすれ違いが積み重なり、彼女が耐えきれなくなったことが原因だった。

「あの時もっと自分の気持ちを言葉にしていれば」

そう後悔することが未だにある。

彼女が横にいることが当たり前で、結婚すると確信していた。

その当たり前が今は私の手の中にない。もう隣にはいないのだ。

彼女との始まりは中学3年の時にまで遡る。

当時、彼女は僕の親友と付き合っていて、僕は他の人と付き合っていた。

この時は単なる顔見知りであり、話したことはほとんど無かった。

そんな私達に転機が訪れたのは、彼女が僕の親友と別れた時だった。

連絡先を知っていた私は、ふと彼女にメールをしてみた。

何とメールしたか内容までは覚えていないが、それから私達が付き合うようになるまで毎日のようにメールしていたのを今でも鮮明に覚えている。

当時私は他の人と付き合っていたのにも関わらず、違う女の子とのメールに夢中になっていたのだ。

しかし、当時付き合っていた彼女とも上手くいっていたため、この段階ではまだメール友達の関係であった。

しかし、そんな時に私は当時の彼女と別れることになる。原因は私の精神が不安定になっていたことだった。

中学校3年の冬に、私の両親は離婚した。母親に引き取られた私は自分の将来に不安を抱えるようになり、とても誰かと付き合っていけるような状況ではなくなってしまったのだ。

誰にも相談できず、結局別れを私から切り出した。

そして、周囲と少し距離を置こうと考えていた。

そんな時に寄り添ってくれたのが彼女であった。

親身になって私のことを考えてくれる彼女のことを好きになるのに時間はかからなかった。

高校も一緒だった彼女に入学と同時に思いを告げ、付き合うことになった。

毎朝学校に一緒に登校し、周囲の誰もがお似合いのカップルだと認めるような関係だった。

そんな私達が高校3年になって、受験勉強を始めることになった時も同じ大学を目指して勉強していた。

私は理系、彼女は文系と違っていたが共に支えあって受験シーズンを過ごしていた。

今思うと彼女がいたから受験に合格することができた。

それぐらい私の中で大きい存在であった。

そんな二人の歯車が狂い出したのは、合格発表の日だった。

私は合格していたが、彼女は不合格だったのだ。

でも、当時の私はたとえ違う大学になったってこの関係は途切れはしない、彼女はどこにもいきやしない、そう思っていた。

大学生になってお互いが違う大学に通い、違う時間を過ごすようになっていった。

そんな日々を過ごすうちに少しずつ、感じ取ることのできないくらいに少しずつ、二人の関係に亀裂ができていた。

テスト勉強で忙しい時期には会わない期間が1ヶ月も続いた。

さらに、隣にいて当たり前だと思っていた私は「好き」という気持ちを表現しなくなっていた。

気付けば亀裂は修復不可能なほど大きくなっていた。

大学3年になった夏のこと。

毎回のようにテスト前になった時、

「テスト勉強で忙しい」

と彼女に伝えた後、彼女からの連絡のペースが明らかに遅くなった。

今までは5分に1回ぐらいのペースで連絡がきていたのが、1日に1回のペースになっていた。

その時になって初めて、彼女とお互いの関係について話し合った。

ここで彼女は私にとんでもない話をした。

「もうあなたのことが好きじゃなくなった。でも、あなたと過ごした日々が楽しかったから、昔のように戻れるよう努力する。」

衝撃的だった。

私の中で何かが崩れた感じがした。

そして、まだ若かった私はすぐに諦めてしまった。

「もう、彼女と付き合っていくのは無理だ」

そう決めつけてしまった。

そこから別れるまでの半年間は苦痛だった。

私から別れを切り出しては彼女が泣いて踏み止まる。

その繰り返しだった。

あんなに好きだったのに、一緒にいることが辛かった。

結局、最後は彼女の方から別れを切り出し、別れることになった。

別れてすぐの頃は、別れたことに関してそこまで深く考えていなかった。

合コンに行ったり、クラブに行って色々な女の子と遊んだ。

しかし、どうも心が満たされていないことに気づいた。

どんなに可愛い子と遊んでも、どんなに綺麗な人と遊んでも、恋人になりたいと思える人には出会えなかった。

「どうしてもっと早くに彼女の気持ちに気付けなかったんだろうか」

そんな思いが心の奥からこみ上げてきて、ようやく失った物の大切さに気が付いた。

その時から「私はこのまま誰も好きになることはないだろう」と思って生きてきた。

しかし1年前、友達の勧めで始めた出会い系アプリで出会った女の子と勢いで付き合って今に至る。

今の彼女との相性は良いが、未だに前の彼女のことが頭から離れない。

あの時好きと言って引き止めておけば…

あれから3年経った今でも後悔している。

 

yoshiki著

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